三島由紀夫
この世には最高の瞬間といふものがある。この世における精神と自然との和解、精神と自然との交合の瞬間だ
嫉妬こそ生きる力だ
三千人と恋愛をした人が、一人と恋愛をした人に比べて、より多くについて知っているとは言えないのが、人生の面白味です
愛するということにかけては、女性こそ専門家で、男性は永遠の素人である
老夫妻の間の友情のようなものは、友情のもっとも美しい芸術品である
人間の弱さは強さと同一のものであり、美点は欠点の別な側面だという考えに達するためには、年をとらなければならない
寡黙な人間は、寡黙な秘密を持つものである
何を守ればいいんだと。ぼくはね、結局文化だと思うんだ
この世のどこかに、まだ私自身の知らない使命が私を待っているような気がしていた
年をとらせるのは肉体じゃなくて、もしかしたら心かもしれないの。
心の患いと衰へが、内側から体に反映して、醜い皺や染みを作ってゆくのかもしれないの
愛は断じて理解ではない
何かコメントがあれば。