夏目漱石
自分に誠実でないものは、決して他人に誠実であり得ない
人間は好き嫌いで働くものだ。論法で働くものじゃない
青年は真面目がいい
恋は宇宙的な活力である
偶然とは、複雑の極致なり
自らを尊しと思わぬものは奴隷なり
色を見るものは形を見ず、形を見るものは質を見ず
あなたが今、撒く種はやがて、あなたの未来となって現れる
愛嬌というのはね、自分より強いものを倒す柔らかい武器だよ
人間とは強いて苦痛を求めるものであると一言に評してもよかろう
然し人間は健康にしろ病気にしろ、どっちにしても脆いものですね
金剛石(ダイアモンド)は人の心を奪うが故に人の心よりも高価である
呑気と見える人々も、心の底を叩いて見ると、どこか悲しい音がする
吾人は自由を欲して自由を得た。自由を得た結果、不自由を感じて困っている
もし本当にあやまらせる気なら、本当に後悔するまで叩きつけなくてはいけない
君、弱い事を言ってはいけない。僕も弱い男だが、弱いなりに死ぬまでやるのである
良人といふものは、ただ妻の情愛を吹き込むためにのみ生存する海綿に過ぎないのだろうか
智に働けば角が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい
世の中に退屈程我慢の出来にくいものはない、何か活気を刺激する事件がないと生きているのがつらいものだ
時代の風潮、自分を取り巻く環境、さまざまな価値観、それらを正しく見きわめ、自分の判断で行動できるのは、どこにも属さない「迷子」だけだ
離れればいくら親しくってもそれきりになる代わりに、いっしょに居さえすれば、たとい敵(かたき)同志でもどうにかこうにかなるものだ。
つまりそれが人間なんだろう
自分は女の容貌に満足する人を見ると羨ましい。
女の肉に満足する人を見ても羨ましい。
自分はどうあっても女の霊というか魂というか、いわゆるスピリットを攫まなければ満足が出来ない
何かコメントがあれば。