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後ろに引かれる

 


弱い人間をつい攻撃してしまう、 
無防備な人の何かをはがしてしまうのは何故なのでしょうか。 
何かが悪いからでしょう。 
分からない、から。


人によっては、少なくとも、 
過去の悪いことしてしまった、弱い人に当たってしまった、ということは 
ちゃんと受け止めようとするでしょう。 

その人が怒り奮迅で怒鳴り込んでこようと、逃げないようにするでしょう。 

謝るでしょうし、相手が殴りたいくらい怒りを感じているなら、気が済むまで殴らせるでしょう。 


罪悪感。 
そういうものを背負わない生き方をしたいものです。 

人生において、もっとも辛いのは、 
傷つけられることだったり、或いは誰からも理解されない孤独だとか、 
人によって違うでしょう。 
私個人の辛いことは、 
「罪悪感に苦しめられること」です。 

きっと、それがあるだけで人生そのものを棒に振ってしまう。 
逃げても逃げても追ってくる、8月31日の夏休みの膨大なやってない宿題のように、 
じわじわと、ゆっくり、でも確実に色んなところを蝕んでくる。 


弱い立場の人に、 
理不尽に八つ当たりをしたり、酷いことを言った人。
今、どうしているのか…

誰にも言える訳ではなく、自分に逆らわない弱者だからこそと、 
甘えられる人を選んで、好きなだけ当り散らした過去。
怖い。怖い。怖い…

あの頃は何も分かってなかったと逃げ続けて、背を向けて。
そして楽しい娯楽を追い求める。
どこに向かっているのでしょうか。 

逃げることなんて、出来る訳ないのに、刹那的に忘れようとして、そして最後どうなってしまうのでしょうか。 

罪悪感という魔物は、人間全てに等しく平等で、 
誰ひとり、逃れることは出来ない。 

それならば、合理的に、 
罪悪感を感じた、と思ったらすぐに謝ったり、 
何かすぐに出来ることをやるしかないのでしょう


罪悪感だけは、絶対に背負いたくない。



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