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強大



えいっ!

ポゥッ

えいえいっ!

ポゥ・・・


タタタッ


スアレン「お兄様!」


少年が振り向く。


ここはゲフェン(魔法の都市)

その近くのフィールドである。


紫眼双子はマジシャンのスキルを覚えていた。


スアレン「お兄様!
ファイアーボルトってどうやるのよっ」


空中に舞いし精霊たちよ、
集いて業火の炎と化し
岩を砕け!

ファイアーボルト!!


ボボボボボボーッ!!!!



わーあ・・・


スアレン「悔しい!!」

妹の方が地団駄を踏む。


なぁーんで同じ歳なのに私の方が負けているの!


グイレン「コツ掴めばすぐだよ」

兄は言う。


カッコつけないで!

スアレン「私の方が強いンですからね!」

ビシッと兄貴をいつも通り指さす。


兄は「俺を?プッ 抜かせるもんなら抜かしてみな」
と挑発。


スアレン「なぁんですってぇ!!」

とスアレン。


いつも通りの光景である。


ライトニングボルトなら・・・

私の方が得意なんですからね!



空に舞う光たちよ、
集いて裁きの刃となり
海を割れ!

ライトニングボルト!!


ピカッ!!

ドドドドドドドッ!!!!



しかし、兄貴の方が威力は上であった。




悔しがる妹に、

グイレン「まぁ 男と女の差だろ。
あんま気にすんなよ」

落ち着かせる兄。



賢者の道を選んだ紫ツインスターズ。

4歳になったばかりである。


ノービス(最初の職)の後、

まずシーフ職に就き、全てのスキルをマスターし、

ハンター → ソードマン → マーチャント、と全マスター

現在マジシャンのスキルを取得中であった。



ふたりの絶対君主であるローザ様(ふたりは「ローザ様」と呼んでいる(勝手に))

は「賢者の道にお進みなさい」と言い、

それであっさり賢者の道を選んだふたり。


下手したら早世してしまうかもしれないというのに、

ローザは何故そんなことを言ったのか。


彼女は知っていたからである。

彼らが早世するような、、そんな存在ではない、、ということを。


「ねっ、そうよね」

ローザはふたりを抱きしめた。


蝶々を追いかけて外を走り回っていたり、、活発なふたり。


ひそひそひそ

きゃーっ!
ノービスぅぅぅ


ローザの許可も得ず、勝手に冒険者の手続きをして冒険者になるふたり。

(いたずらがすぎる・・・)

冒険者の手続きについては過去「夜桜の精」参照。


10歳で冒険者になるのが通常なのに、4歳で冒険者になったふたり。
いきいきとスキルを覚えていった。



ソウルストライクは簡単なのに~

ふぅっとため息をついて、少し川辺で休憩する。


基本的に 気が強いのは妹の方だが、

実際の能力があるのは、兄貴の方だった。


・・・お母様が魔術師なのに魔法が苦手なんて・・・

またため息。


お父様は、、何だったかしら

グイレン「父上は殴り聖職者
殴り、、分かる?」

スアレン「知ってるわ。戦闘系聖職者でしょ」


「戦闘系聖職者」「魔術師」


全部揃ってんな
戦闘、魔術、癒し



ふう

昼食を取るふたり(三色おにぎり)


スアレン「ねぇ、お兄様。お母様って、、今どうしてるかな。
あ、急に御免ね」

・・・

グイレン「どう・・・って。さぁ。どうでもいいじゃね?」

スアレン「そんな!どうでもいいだなんて」

グイレン「ほら、別に。気にする必要ねーってことだよ。
楽しくやってんだろテキトウに」



グイレン「ほらスアレン!あれだ、あれ。
えーっと、、何とかなんやらを覚えるぞ!あれ?」

スアレンから遠ざかってグイレンがスアレンを呼んだ。


・・・

あ"~!  バッチャン!(川に落ちる音


スアレン「(ププッ 取り乱してる
本当はお母様が恋しいんじゃないの)」

でもああ言うってことはきっと大丈夫ね。

スアレン「(子供がこう思ってるんだから)」


お~い!

遠くでグイレンの声。

グイレン「たずけぼぼ!!た、たすけろよ!
はぁっ ぐっ」


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スアレン「次はアコライトね!」


ラグナロクオンラインのバランスをぶち壊しにする存在のふたりが、

ひたすら頑張っていた。


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ずっとずっと、ずっとずっと

嫌な予感がして落ち着かなかったアレクシス。


とうとうシースー(下界を見る装置。天界用)で原因を探った。


ふたりの姿を見て、目の前が真っ暗になった。


そしてよろめき、絶望感を感じた。


何か大きな・・・大きなものを覚悟しなければいけないような

大海に飲み込まれるような感覚に、ひたすら耐えていた。



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