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廃老人



ひたすら、目の前のアルフォンスなんていないかのように

グビグビ ブランデーを飲みまくるギロチンクロス。


後で吐かれると面倒だな

アルフォンスは冷静に考えていた。


ふぅ

ギロチンクロスは口を拭い、

話を続けた。



あのねーちゃん恐かった。

みんなやられちまってよ。


女相手に しかもひとりしかいねーのによ

このザマだ

ハハハ


情けなそうに笑う。


顔中血だらけだよ

目からも血ぃ出ちまってな


さっきのはそういうことだよ


「痛かった。目からも血ぃ出た」っての



その分のことをあなたはやった


「(当然の報いだろう)」


アルフォンスは思った。


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レンレンに、「私はアマツで絶対クリスティン伯母さんとアムさん← を助けるから

アルフォンスはモロクでアマツの事件の調査?をしてきて!」

と言われた。


何故モロク?と聞くと 「アサシンが『視えた』から」 と言っていた。

多分違ったら他をあたるけど、とりあえずモロクに行って!と。


モロクは アサシンやローグが多く集う街である。


それでレンレンは目星を付けたのだろう。



アルフォンスはアマツの事件についてを片っ端から調べ、このギロチンクロスに行き着いたのである。



裁きを待つ罪人、、と言ったら大袈裟だが、

ギロチンクロスは静かにアルフォンスを受け入れ、

そしてあっさりと、事件の真相を語ったのだった。



アルフォンスは知っている。


罪悪感を持つ人間に最も効果的なのは


「(何も裁きを下さないことだ)」

一生



「(ただ、、)」


話を聞かせてくれたお礼だけはしたい。


「そのブランデー、お好きなのですか」


お?

兄ちゃんもやるか?んん?


「いえ、お好きなら、是非僕に贈らせて頂きたい」

お話を聞かせて下さったお礼です。



ギロチンクロスはぽかーんとした顔をしていたが、


「いや、いいよ あんちゃん」

兄ちゃん、があんちゃんに変わった。



あんちゃんが あんちゃん自体が最高のブランデーだ。

俺ぁたっぷり堪能させてもらった。


もう充分さ。



・・・そうですか。


「光栄です」


そう言って、ガタッと席を立った。



そのまま、 ゆっくりとした足取りで、

去っていった。



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