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すれちがい



「もしかして 私のこと好きなんですか」


ガタッ、と椅子から立ち上がり、
「うるさい! 君の顔なんか見たくない!
サッサとここを出ていけ!」

と大声を出す玄宗。


「(あれ?何か違和感)」

モードというのが玄宗には多いが、これは新しいモードなのだろうか。
と、どうでもいいことを考える美織。

 

うーんうーん、、と考えて

部屋に帰って表にして(モードを)まとめたい という欲求と戦い、

見事辛勝。

玄宗に再度訊ねた。


「ど、どうして?急に何か怖いし。何かしたのかな。
どうしてそんなに怒ってる・・・」


玄宗「だから!」
玄宗が声を荒げた


「うるさいと言っているだろう!もういい!
俺の方から出ていくから!」


そう行って部屋から乱暴に出て行き、

さっさと雲の家から出て行って 雲を呼んでどこかに行ってしまった。


しばらく呆然としていたが、
ショックを和らげるために、表(モード)を作り出す美織。

 

「えーと」


★ビジネスモード=ビジネス上での顔。冷静で厳しい感じの口調。

★プライベートモード=プライベート上での顔。優しくて余裕のある感じの口調。

★ライナスモード=ライナスに会った時に発動。虚勢を張りまくりの口調。

★オレサマモード=ライナスモードになった数日後に発症。超オレサマ口調。


でぇ、、、


「(さっきのは)」


丁寧な感じだったような?

お育ちの良い感じとでもいうか


「(でもプライベートモードより精神年齢低そうな)」


キュッキュッ(文字書いてる)


★アレクシスモード=本来のアレクシス ?の感じを受ける。
丁寧で紳士的。はにかみ屋風の口調。


 
(少し前の「うさいさんモード」がこれに該当)



・・・


蝶谷山で喬一さんと再会した後に、、玄宗がああなったような


「(でもあの冷静な人が妬くとか有り得ないし
・・・妬いたとしても 表には絶対出さなそうだし)」


しかし
さっきのは思いっきし あやしい反応だった。

 
あの人に一体何があったんだろう。
 
すごく相性が合わない人と何かあったとか

 
・・・

 
でもそういうのを言って欲しいと思う美織。
 
「(そういうの、言えるのが夫婦じゃないの?)」

 
ミョンホン(天界の1:1対話)をしてみる。

『げ、玄宗!』


返事は返って来ない。

『た、多分私が何かしたんだと思う。御免ね』

『謝るから、、だから そのせ、説明して欲しいの』


『(通信不可)』


がん!!


、、、、


ミョンホン拒否された!!


目が真っ白になる彼女。



 

「(な、何で?ど、どうして?何でこんなに嫌われてるわけ、、)」

せめて罵倒とかされたらどんなにマシか。


喬一との再会が悪かったのだろうか・・・と考える。
それ以外、何も思い当たることがないのだ。


い、今になって?、、
怒ってしまったのだろうか。
しかし後になって怒るようなタイプではない。

そして、言葉を紳士的にしてちゃんと正直に言うタイプでもある。


・・・

「(麗帆(リーファン)に相談してみよう)」
と思いつく美織。

「(ニューハーフだから、、男も女も、両方の気持ちが分かるから、、
頼りになるよね!)」


はぁ、、、

疲れて、壁に寄り掛かる美織。



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