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質問



最近、アレクシス(玄宗)の調子がおかしい。

「玄宗?」


御免、今日早いから。

天宮廷 今 人いなくて

そう言って


めったに正面を見せずに 背中しか見せずに去って行ってしまう玄宗。


私何かしたかな、、

焦ってしまう美織。


花篠娘々の勤めを何とか終わらせ、雲の住み処に帰る頃、くたくたになっていた。
(※花篠娘々=女仙の位のひとつ)

 
「おっかしいな。こんなすぐにフラフラになったり しないのに」

駄目だ おかしい

体が駄目になる前に草露娘々のグレイスに色々頼み事をしよう

(※草露娘々=花篠娘々のひとつ下の女仙の位)

 

もう寝ちゃおう。


そのまま着替えて雲のベッドに入ろうとした瞬間。


シャラララ~ン

呼び鈴が鳴った。


ドアのところに行って パササッ(天界のドアの開ける音はコレ)と開けた。


あれ


喬一である。


美織「あれ?どうしたの?」

ぼさぼさの頭でほけ~としながら言う彼女。


あれ

何やってるんだろう・・・
というような顔で呆けている喬一。


自分の行動を理解出来ないでいる様子だ。

目が点になっている。


美織「こ、こんなこと分かっていれば
もっとおしゃれしてたのに、、」

恥ずかしくなる彼女。


下を向いて顔を見せないようにしつつ、パジャマ(天界にもある)をびよーんと左右にひっぱる美織。


喬一「き、聞きたいことがあります」

言わされてる、という感じの彼。


「は、はい?」




質問を待つ美織。


口はもごっと動いているのだが、極めて言いにくそうだ。


???



花篠娘々のことで、、何か苦情が行ったとか。

天帝は私をずっと降格させないけど、痺れを切らした

他の 私を良く思っていない人たちが 私を失脚?させようと

仲が良かった喬一さんを使ったとか!


美織「(アレクシスが冷たくなったのはそれが原因だったりして

アレクシスは夫だから、、夫のアレクシスにも苦情が行って、、)」


思い込みが一旦出来たら、

地球の反対側まで掘る美織である。

思い込みボーリング作業は順調?に進んでいった。(進むな)



喬一「具合が悪いって聞いて」


あ、はい。

ボサボサの頭を 手櫛(てぐし)でさかさかとかしながら、、

そうなのです。もうほんとに、、
ああ私みっともない

と美織。

帰って欲しい!と思っていた。
みっともない姿を見られてどうしていいか分からなくなっていた。


言いにくそうな喬一に、

「あの、どうか?」
美織が聞いた。


疲労回復のお薬を持ってきました。

何かアクセントが変なしゃべり方をする彼。


「・・・」


美織「(き、聞きたいことがあります、なんて言い方しないよな。絶対。
誰なのこの人・・・
え、ちょっと、、えっと、、)」


何かの罰ゲーム的なものなのだろうか。
と思う彼女。

 
しかし彼女は強い口調で急かしてしまった。
 


い、言いたいことがあるならハッキリ言いなさい!


・・・


沈黙がややあったが。


喬一「旦那さんとは形だけの結婚なんですか」

アルケミスト系天人の薬が効いているようだ。


凍りつく空気。


『喬一』はこんなことは絶対に言わない。



 


ふたりの間に、かつてない程の深い、そして長い沈黙が

流れた。



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