Ragnarok Online derivative works
目次 >> RO物語本編 >> 南極の花南極の花Antarctic flowers
- 第5話:こいしく
どんな女も、君とは違う。
女はみんな一緒に見える。
でも君はひとつのブランドに見える。
何故だろう
エコーのように響く。
あれ
愛しては いないの
愛じゃない
けど、、、
思わず身を縮こまらせる。
もし失ったら、、、
もし レオナルドを失ったら?
でも私は
私は
…?
何故好きになってくれたのかなー・・・
夢中には、なり返せないけれど、
でも、私だって好きなのよ
LOVEじゃなくて LIKE だけど
レオナルド・・・
エリザは涙がとまらなかった。
いつの間にか手を止めて、
ずっとずっと涙を拭いていた。
愛してないけど、、、、
…何でだろう?
アイリーンに渡す?(という言い方もどうかと思うが)はずだったのに、
すっかりレオナルドに情が行ってしまうエリザ。
意味が本当に分からなかった。
プロンテラ某所。
すっかり冬の季節である。
ウィリアム「(さっみーな)」
ドラゴンに騎乗しながら、外の寒さを感じ、家に戻るかとてけてけ歩いていくウィリアム。
そんなこと、いつもはないのだが、
妙に、、
エリザ(元妻)が恋しかった。
少し前、「女なら誰でもいい」とか言われた。
それでもいいとか言われた。
んな訳ねーだろ!
ウィリアムは悲しくて悲しくてしょうがなかった。
(ムカついてもいた)
もうどうでもいいけど、
単純に傍に居て欲しいと思った。
ウィリアム「(色んな人に言われた、って言ってたな)」
色んな人って誰だろう。
疑問に思うウィリアムであった。