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RO二次創作

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目次 >> RO物語本編 >>  夜桜の精

夜桜の精Spirit of cherry blossoms at night

リリアの父親はいとも簡単にリリアを売ってしまった。


母親も、、リリアを守らなかった。


母親も母親で、お金が大切だったし、

富豪の囲われ者(すごい単語・・・)になれるなら
生活に困らないし。と思ったのである。



誰も守る人間のいないリリアは 全てを諦め、

マリアンに別れを言った。


「あたしっ!あんたのお父さんに抗議しに言ってくる!」


そういうマリアンに

「私ね、貧しい人間て嫌い」


「もうこれでお別れよ」

「もう二度と近づかないで」

と言うリリア

あたし、お金持ちの妾のひとりになったのよ

お金に不自由しないの


あたしに触らないで 汚らわしい



後半は思わず涙が出てしまう彼女。



「(リリア・・・)」


マリアンは、分かっていた。


リリアの優しい心を。



そして。


少しずつ リリア


・・・
壊されていった、という訳だった。



アルフォンスは目をつぶり、頭を押さえた。


私の秘密、知っているんでしょ



かつての、富豪に囲われていた、10歳のお妾少女。



3年後、雇い主が亡くなり、彼女は解放され、
その関係で金銭的にだいぶ余裕が出来て、冒険者になれた、という訳であった。



その秘密に付け込み、アルフォンスリリアに近付いたのである。


・・・

・・・

「(まぁ、・・・もう昔の話だ)」
何でか分からないけど 思い出してしまったのだろうな


「(レンレン・・・)」


『了解、やっぱりそうなのね。分かった!
私は私で何とかやってる!』


モロクで情報を確認してくれと頼まれて、
その情報を掴み、そしてwisで報告した。


彼女の力を信じて、待つだけなのは歯がゆいが ―…

とにかく信じよう

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