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RO二次創作

RO二次創作
2013年時点でのROの世界観で構成されています
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Ragnarok Online derivative works

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マックとミリーMack & Milly

フェイヨン(山岳の都市)。
森に囲まれた、緑豊かな都市である。

木々が多く、森林浴のためにわざわざ人が来てもおかしくないくらい、

豊富な木々が揃っている。


酸素がいっぱいで気持ちが良いな~と伸びをしながら、

待ち合わせをしているアルキスを待つミルドレッド。

ミルドレッドは魔術師で、モンスターを倒すよりも景色を撮ったり この世界のブログ(=臨書という)を書くのが好きな、のほほんとした人物である。


ミルドレッドは同じ臨書書き仲間の「ティルル」という女性が風邪で大変なのを心配し、
彼女の「執事」だと言われているアルキスという人に連絡を取った。


「フェイヨンで」

アルキスは緑が好きらしく(色的に)フェイヨンで落ち合いましょうということになった。


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空気が美味しい。

良い所だな、と癒されるミルドレッド。


「いつものことです」

アルキスはごく普通に言った。

ふたりはフェイヨンの静かな露店風の甘味処でお団子を食べて話していた。


1.ティルルはアルキスに長い間会えないと重度の精神的にストレスで

体のあちこちに異変が出る。

2.激しい腹痛、体のあちこちが痛む、酷い偏頭痛、強烈な眠気、吐き気etc...

3.そのうち、あるきす~、、と平仮名でティルルがアルキスに会いに来て

「寂しかった、、」と言い、そのままスピーと寝てしまう。

4.起きた時にお腹すいた、と不機嫌になるので


たくさんのキャンディー(ロリポップと言われる、先に丸い玉がついている飴)を用意し、
それを鎮静剤として彼女に渡す。

「今回はこれです」

緑色の模様の飴をスッと取り出すアルキス。


「(手馴れた手付き・・・)」

少しカッコイイと思ってしまうミルドレッド。


そして、

「いかに自分がアルキスを嫌っているかを書いた逆ラブレター」をせっせと書き、

(アルキス宅で)

「そこまで酷いこと書くんじゃねぇ!」と10人いたら10人とも思いそうな凄まじい内容のものを

「ハイッ!」とアルキスに渡し、

最後に「違うのう。御免なさいぃいいぃぃ」(うっざーっ!)と謝るティルル・・・


「ですな」

で、毎回終了なのだそうな。


「それで元気になって去っていきます」


「そ、それで体の異変も治るのですか?」

驚くミルドレッド。

「治ります」


・・・


あ、あの。

ミルドレッドが提案をしてみた。


「じゃあいつもアルキスさんが傍にいればきっと・・・」

アルキス「その場合、臨書が書けなくなるらしい」


アルキスを求めて、体が勝手にRO(ラグナロクオンライン)の世界に入り込んで、

わざわざROの自宅で休むほどアルキスに会いたいのに、臨書が書けなくなってしまう・・・

「(どういうことなのかしら・・・?)」



アルキスは淡々としゃべりすぎるので時間が掛かったが
こういうことらしい。


そもそも臨書(ブログ)だとか文章を書くだとか何かをクリエイト(創造)するのは、

「満たされない何か」を持っているからこそ生み出せる。と。

満足感を得ようとして色々訴えたいこと伝えたいこと表現したいことが「湧き出る」のだと。

「だから」

満足感を得てしまうと、ものをクリエイト(創造)出来なくなるらしい。

ゆえに臨書も・・・ということだ。


・・・


そういう話はあるかもしれない、、

すごく面白いドラマだとか映画だとか漫画だとか・・・

或いは歌だとか。

すごく人を惹き付ける何かを持っていたのに、突然つまらなくなってしまうことがある。


クリエイター側の「私生活のあまりの充足感に『もういいや』と脳の中の満たされないがゆえの発想力が無くなってしまった・・・結果」
ゆえなのかもしれない。


ミルドレッドが「誰だ?」というような上記の考察をアルキスに言った。

アルキス「それはあるかも」

ひとことで片付けるアルキス。


ズズーッとお茶をお代わりするアルキス。


「で、でも あの心配じゃないんですか?」

先程の吐いてる彼女を思い出し、少し強く言うミルドレッド。


「心配です」

普通に言うアルキス。


あまりの落ち着きぶりにめったに怒らないミルドレッドが声を荒げた。

「そ、そんな 何故平気でいられるんですか。そりゃ、、慣れているという部分もあるのかもしれませんが」


アルキスは、ずっと長く日本に居たいのに 外国に長期旅行(半年単位とか)しなければいけない期間が何度かあって、

その都度「お茶漬けが食べたい~お味噌汁が欲しい~お漬け物が~」と苦しくなる日本人と同じなんですよ、と言った。


わ、分かりやすい!

思わず口を押さえる。


何年もいたりすれば、なくても 次第に慣れてくるものはある。

でも、「これだけはずっとなかったら辛い」っていうものはある。

みたいなことを「淡~々のんび~りゆっく~り」としゃべるアルキス。


ティルルさんにとって、それがあなただったのですね。

ミルドレッドが言う。


「うむ」

日本人にとってお味噌汁とお茶漬けが食べられないのはきついからなー


ミルドレッド「な、なるほど・・・」


だからそこまで心配する類のものじゃない、、と分かっている感じなのか。

「(納得したわ・・・)」



しかし先程からアルキスは面白くない。

女性とは言え何故こうもティルルにいちいち興味を持ってくるのか

(孫が家に遊びに来なくなってしまうのではないか?と心配する祖父の気持ち)



そろそろ失礼致します。

アルキスが立ち上がる。


ハッとするミルドレッド。


わざわざ呼び出して申し訳ないこと、
お話してくれて感謝していること等を丁寧に述べ、、

「それでは また」

とぺこり、とお辞儀をした。


顔を上げた時にはアルキスはいなくなっていた。

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