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ローザ



自然界には、突然変異と呼ばれるものが たまに誕生する。


とても優秀だったり、或いは劣等だったり、

形だとか姿が少し変わっていたり、 能力が少し他のものたちと変わっていたり


全部が全部、同じではないのだ。

一万分、あるものがザーッ とあったら、

1個だけ、他と違うものが出来る かもしれない。


一億あったら、もっと「突然変異種」がちらほらと出てくるかもしれない。


ローザはその まさに「突然変異種」であった。


生きとし生けるもの 全て

弱さを隠して、虚勢を張って生きている。


皆、、精一杯。


本当は弱いのに。



持ってはいけないもの。

それは


「強さ」


本当に 強い人間、 強い存在などいないのだ。


皆、弱い。


弱いからこそ、「強くありたい!」と太陽に向かって頑張って生きている。



ローザは

持ってはいけないもの

should not

ではない

Must Not!


「~べきではない!」


持ってはいけない


「強さ」


レオナルド「(・・・を持っているのだ)」


途方も無い力を


気の遠くなるような 暗黒の ブラックホールでさえもいともたやすく握り潰せるような


そんな


「(何と形容したらいいのか分からない、、ほどの)」


力 を。



キング


エンペラー


違う


レオナルド「(ローザだ。 ローザという単語の前に、エンペラーなど叩き壊せるのだ)」


あの子は南極に咲くバラなのだ。


レオナルドは天をじぃっ・・・と見つめた。


この天はローザのようだ。



南極で 美しい金髪をなびかせながら、バラを一輪手に取り、すうっと嗅いでいるローザを想像した。


そのローザが 巨大なバラに変身して、 南極でずっと王者のように フフフフッと咲き誇るのを想像した。





お父様


ローザが後ろから声を掛ける。


可愛らしい顔。

もう12歳だ。


「どうしたのだ。こんな夜中に」


もう寝る時間なのだ。


両手を後ろに組みながら、恥ずかしそうに下を向いて、、


「ねぇお父様。 お、お母様って『オパールの目を溶かしたような目』を

なさっているのでしょう?」

と言った。


わ、わたくし あの

「レッドになったり、パープルになったり、、あお、、あお、、サファイアになったり

グリーンになったり」

あうあうしている。


そういう、か、変わった目をしているじゃない。

突然変異的な自分の目を気にしていたのだ。



お、お母様、、『オパールの目』だったんでしょ。


だったら、わたくしの目って、


ローザ「お母様の「オパール」をバラした・・・

えっと こう 分解! させたんじゃないかしら」


レオナルドは静かに聞いていた。


わたくし、お母様の


じわ~っと涙を浮かべるローザ。


お、おがあざまの、、 遺伝子を受け継いでるのよ"ね"



レオナルドは驚いた。


話し方が「(エリザそのものじゃないか 汗)」

濁点をつけて話す話し方。



わたくじ、、強くありませんわ


レオナルド「・・・いや」

きっと日頃から周囲に強い強い言われてこう言っているのだろう。



お母様の遺伝子を受け継いでるんですわ。


「突然変異だとかではありません」



どっちでもいいよ


レオナルドは優しく愛娘を抱きしめた。




・・・


空を見上げて、、


エリザを思い出した。


12年経った今も

いつだって思い出せる。


今でも愛してる。



「お父様、おやすみなさい」


ローザは 母を思い浮かべる父に気付き、邪魔しないように、、

そっと離れて行った。


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注釈:「ショートとロング」と同じく、12年後の世界。
次から元の時間に戻ります。



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