ミヤ、ユキエ、アズサ・・・
和風系の女性と妙に縁のあるダグラス。
ミヤは言った。「私の命なんてどうでもいいです。ダグラスをお護り下さい」
ユキエは言った。「もういい 子どもが遺せたから」
アズサは言った。「ね、パパ だーいすきv」
何かあるのだろうか。
「和風系女性またたび」とか
それをふりかけて、、和風系女性がネコのごとく「またたびだまたたびだ~~」
とわらわらやってくるのだろうか。
こんなノリ
あえて言うなら、ダグラスは優しい男だった。
優しくて、いざという時はちゃんと人を守れるし、
女性だって構わず叱ることも出来る。姉だってひっぱたける。
でも根はとても優しいのだ。
優しい男なんて山ほどいるだろう。
というより、「気の弱さ」を優しさと勘違いされている人間だっているだろう。
良くいるのが、優柔不断なのを「優しい」と思われている人間だ。
本当の優しさは
何だろうか。
人のために怒れる強さなのではないだろうか。
保身のために、、自分を良い人に見せるために優しくする
それは優しさではない
嫌われようが何だろうが人のために怒れる人間こそが優しいのだろう。
ダグラスはそういう男だった。
そういう男性は稀である。
だからこそ、稀な存在である「和風系」を惹き付けたのかもしれない。
稀有が稀有を惹き付ける、、、
美織「良い人だなー」
美織がシースー(下界を見ることが出来る装置みたいなもの)を見ながら言う。
いわゆる聖人オーラと 闇人オーラを撒き散らしている人間は天人に捕まりやすい。
捕まりやすい、というのは「そのオーラを敏感に感じ取る能力」があるので、
「何だ何だ?」と興味を持たれやすい、とそういうことである。
ちなみに、天人は「聖人オーラ」を持っている人間を敏感に感じ取り、
闇人オーラを持つ人間は、闇人(地界に住む存在)を惹き付ける。
喬一「良い人ですね」
美織「オーラが強いからすぐ分かりますね。
結構有名人なのかも」
喬一「天界に行ったらすぐ玉清か!」
美織「それは無理ですねー
天界自体来るの難しいから」
※天界には運と功績がないと行けない。
一万人にひとりの割合で行く。(0.01%)
・・・
シースーに目を移すふたり。
喬一「そろそろねるよー」
美織「だめ」
あれなの。
西洋、東洋ってあるでしょ
喬一「ありますな」
喬一「明日早い!」
美織「だめ」
もうひとつの
『和風系』
少し、独特?のクセがあるけど(本当にある気がする)
良い人種!って意味もあるけど
『深い人種』よね
他の人種がすごく浅く、、ひどい表現なのは百も分かってるけど
薄っぺらく感じる。
何かそう思ったの。
眠りを邪魔して御免!
パチン!
パンパンパンパン!
ゆさゆさゆさゆさ
ゆっさゆっさゆっさ
ビンタ→往復ビンタ→左右に体をゆする→前後に体をゆする
「御免ね。聞いてる?」
すさまじいことをやった後で美織が喬一に聞いた。
「眠れない・・・」
喬一はやっと言った。
美織「あ、御免。
最後にこれ見て!」
★
"自虐"日本に驚く世界のエリートたち
喬一「ノービスの頃に読むやつだな
ほとんど忘れちゃったけど!」
美織「いい話だったよねー。和風系の人が書いた物語だったけど。
何かずっと心に残るのよね。
優等、、人種なんでしょうね
あーまぁ言いすぎか、うん」
何かを思い出そうとする美織。
美織「日本、っていう国を想定して描かれているのよね。
何かの発祥の地?だか分からないけど」
喬一「うむ
確かそんな名だったような・・・」
・・・
違うかもしれないけど。
和風系、って「日本人」に似てる気がする。
希少人種で、とても優れている。
美織「き、喬一さんは○○系で仕切られるような人じゃなくて、、
長くなるから端折るけど
和風より上!」
喬一「僕用事はないけどこれで!」
新しいコマンドを作って 夏樹(シェパードの犬の雲)で逃げる喬一であった。
(了)
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