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あの日



何となく察したのは、ズッコケでもなく、ジェラルドでもなく、、

シャオイーだった。


消えてしまうメイチー。

この世界からいなくなってしまうメイチー。

完全に・・・。


・・・


あの日

部屋の名前とは対照的に、暖かかった部屋。


間接的にメイチーを消えさせることになってしまうのだろかと考えるシャオイー。


物凄い勢いで揺らしまくったのに、全く起きなかった彼女。

往復ビンタしても全く起きない。

(※過去「二色までは」参照)


『雪の間』

名前とは別に、とても暖かい部屋だった。



知らなかった。

事前に知ってさえいたら・・・


何となくだけど

不吉な感じはしてた

途方もなく



あの時の。

暖かい部屋での


亜空間。


どんどん下の階段を降りていくような

地の底に落ちていくような

そんな感覚。


降りちゃ駄目なのに


どんどん下の地の底まで、降りて行きたいと思う
あの不思議な感覚

音楽があふれていたあの空間。

不協和音のような 荘厳な音楽のような

良く分からない 不気味な音楽

でも

聴いていたいと思った。


聴いちゃいけないのに

悪魔のささやきのような

心の奥に奥に沁み込んでくるような・・・

不気味な
恐い音楽



それでも


一番下で恐らく磔(はりつけ)にされている君を


どうしても救いたくて。

音楽も恐いけど

地下の苦しい程の圧力も痛いけど


君を救いたかった・・・



どんなに地下に降りても君はいなくて、

見つからなくて


底が見つからなかった・・・



まだアコライト(初心者聖職者)だったとき

「何をお摘みになってらっしゃるの?」
と言われた。


一面にたくさんの淡い様々な色の花びらが舞って

メイチーという大きな樹から、それらがぶわーっと出ているような

不思議な感覚がした。

『シャオイー』

『きょういちさん』


・・・


彼女が消えてしまう。


シャオイーは冷静に、冷静に考えようとした。


じゃあもし過去が変わっていたら、今頃何事もなく、日々は過ぎていったのか?


・・・

過ぎたことはしょうがない・・・


天人なのに人間のようなことをした罰か?

・・・

「(そうか・・・)」


レンレンがいけないのでは、、とも考えるシャオイー。

レンレンが邪気魔法を掛けていなければ。



両手で顔を覆う。


メイチー自身も何かあるのかもしれない。

これも運命か・・・



足元がゆらゆら揺れる感覚に襲われる。

これ以上何も考えたくない


「(とりあえず寝よう)」


現実逃避に真っ先に逃げるシャオイー。



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