RO小説本編の目次  >  茜色の空の目次
       

 

 

 

デワタの空



デワタ。

アルベルタという港の都市から行ける島である。

伝統民族が住む火山島で、キレイな海岸が魅力的で、そのため観光客がよく来る。


レンレン「っはぁ~っ!エステきぃもち良かったぁ~v」

レンレンは2番目の兄のクライヴとデワタに観光に来ていた。


レンレン=特殊霊魂施し師

クライヴ=アサシンギルド内の中堅任務


砂場で山を作りながらレンレンは言った。

「御免ね。ちぃにぃ。忙しいよね。私の都合で・・・」

クライヴ「いや。いいよ。大丈夫」


どうだった?
エステ。


クライヴ「良く分からないな」


パイナップルジュースを飲みながら、パラソル傘の下、白い身もたれ(何て呼ぶのか分からない)に横になりながらしばらく風を楽しむ。


フーッ!!

「あっつい!」

クライヴ「だ、大丈夫?」


いだぁ~い

「ちぃにぃ、これ食ってぇ~
あ、食べでぇ、、」


現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの


ハーッ


クライヴ「大丈夫?(汗)」
再度声を掛けるクライヴ。


レンレン「レッド・ホット・チリ・ペッパーだもんね。
クワドロプルだから・・・油断した」


アユタヤのお祭りで
青の食べ物か、赤の食べ物どっちを選ぶかというアンケートで
赤の食べ物が選ばれたのだ。


「あれが評判になって、それでどこででも発売されることに・・・
あぢぢぢぢ」

舌をパタパタして熱を冷ますレンレン。


「お水、もっと飲みますか」

チャ~ッとグラスに水を注ぐクライヴ。


ゴクゴクゴク

目を点にしながら水を飲むレンレンだ。

「(もう落ち着いた)・・・本能の味はやっぱりきっついわ・・・」
どてーっと長い椅子にうつ伏せで倒れる彼女。


現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの


レンレン「ブルーハワイのかき氷はキーン!てなっちゃって頭がくらくらしたし、
どっちもどっちなのね」

・・・


・・・えーとね
レンレン「しゃ、シャオイーさんのことなんだけど。
本題の。そう」


クライヴ「本題だったね。そういえば」

シャラララッ
クライヴは「紫いもシロップのかき氷」を作っていた。


・・・
「極端に熱くて、極端に冷たい・・・」

クライヴ「?」

レンレン「赤い料理。と青い料理。それで思い出したの」

くるっとクライヴに振り返るレンレン。


レンレン「・・・怖いの・・・。
あの人って一体何者なのかって。
ただの人間じゃない。
穏やかで落ち着いているけど、すごく恐ろしい・・・とても怖い・・・」


レンレンは語った。

得たいの知れない存在ということ。
レンレンでも「視る」ことが出来ないこと・・・
おおいなる存在である反面、とても低い立場の人間である気もする、こと。



クライヴは「?」という顔をしながらレッド・ホット・チリ・ペッパー・ライスを食べていた。

レンレン「キャーッ!それ辛いのよ!大丈夫?むしゃむしゃ食べてるけどっ」

ガタッと立ち上がるレンレン。

あーこれ
「お義父さんが辛いの苦手で。で辛いのをたくさん挑戦しているうちに付き合わされて。僕も。
すっかり辛いのが平気に」


・・・

一気にシリアスモードがかき消された。


現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの現代ファンタジーのオンライン小説:ものもの


クライヴ「どこかで見掛けたことがあるな。
ゴクゴクゴクゴク(レンレンに頼まれて水をたくさん飲んでいる)
シャオイーさん・・・殴りプリースト系だったかな」

紫いもシロップのかき氷を食べながら、語り合うふたり。


レンレン「うん」シャクシャクッ

クライヴ「背が高くてキリッとした感じの、、・・・でもパッとしない時もあったかな?」

シャク・・・(かき氷)


ガタッ

「わ 分かった!」

レンレンが立ち上がり、声を上げた。


レンレンは紫色のシロップを見た。

「ふ、ふたつの要素。
あの人今は、二重人格?」


カチャンッ!

レンレンのかき氷の氷が下に落下し、割れた。



現代ファンタジーのオンライン小説 | ものもの



BACK「青のふたりに」  NEXT「熱く」


WEB CLAP  ひとことでいいですよ。&感想書き逃げ大歓迎同盟