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考える夜



アレクシス「盗賊団、っていうくらいだからモロク(砂漠の都市)かと目星を付けていたんだが」


美織「わたしも」


まさかコモド(幻想の島)の人たちだったなんて。


アレクシス「昔は、、まだジャワイ島が発見される前は、新婚地のひとつとしてコモドが人気あったから」


それで新婚夫婦を対象とした観光地、ということで 経済効果が出ていたのに


美織「ジャワイのせいで経済的にあれになっちゃった、、ってことで」

今回の件が。

アレクシス「そうだな。それで経済的悪化の末にこういう結果になったという訳だ」


美織「(やっぱり、プライベートとビジネスで口調変わるぅ)」

(※今はプライベートモード)


盗賊団の正体は かつてコモドが新婚地として栄えていた時に、そこで働いていた従業員たち・・・という事だった。


あのドタバタ騒ぎの後、

アレクシスに「放って置いたら喬一さんなる人のところに行ってしまう」と判断された美織は一時的にアレクシスの住み処に無理矢理閉じ込められてしまった。


その間、草露娘々であるグレイスを代わりに呼び寄せ、アレクシスは引き続き調査を続ける事になった。


ようやくこの事件が解決し、こうして美織に報告するに至った訳である。


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まだコブあるよ!!

え?


アレクシスが振り向く。


美織「壁ぶつけた時の。暴力はいけないよ・・・」


美織は目をつぶって地団駄を踏む。


それは済まなかったな・・・

アレクシスは困っている。


同じ傷作ってやる!頭出せ!

バッと右手でアレクシスの頭を掴もうとするが、サッと背伸びをするアレクシス。

(アレクシス:185cm、美織162cm)


美織「うーん!届かない」

アレクシス「どうしたんだいおチビさん」


・・・

美織「バツとして、、うーん。うーん。うーんと、、喬一さんと云々ての取り消して!!」


「ダメ」
即答で言うアレクシス。


・・・

「何で・・・?説明ぐらいしてくれたっていいじゃない・・・」


ため息をつきながら前を歩くアレクシスに、「嗚呼、ずっと教えてくれないんだ」と思ってムカついて言う美織。


「やなの!私は喬一さんと離れたりしないから!止めたって無駄なんだからね!
ふーんだ!」

・・・

くるっとアレクシスが振り向く。

険しい顔をしている。


「・・・何度も言っているだろう。もう二度と彼とは関わらない方がいい」

え?

ど、

どうして??

どうして?

説明して・・・

美織「お願い。説明して」

大きく息を吸い込み、アレクシスを左右に一生懸命に振る美織。

この前されたように。

ぶんぶんぶんっ!


あんまり動かない。当然ながら。


・・・


アレクシス「おそらく、、」

目をつぶって片手を額に当て、ため息をつく。



「言ってしまったら、言わないよりもきっと・・・面倒なことになる」

アレクシスは、逆効果になってしまうこと、余計に離れられなくなってしまうだろうことを言った。


「・・・・・・?」


追撃したいのに意味不明すぎて ぽかーん としてしまう美織。

「(喬一さんにやきもち?妬いてるようにも全然見えないし)」


意味が分からない


別の部屋でちょっと推測とかを書き出してみよう・・・

(ちょっと建設的)


・・・

っていうか・・・


喬一さん対策なの分かっているけど、


美織「(いつ出してもらえるのだろう)」


まず一番最初に考えなければいけないことを最後にやっと気付いた美織であった。



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