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謎・謎・謎



あの日、アレクシスはジュノーでの書類調査を休んだ。

責任感のある彼にはとても有り得ないことである。

調査団は『守秘義務』がある。
だから情報が漏れる心配は無い。

「(知りたくない。俺は関わりたくない)」

ノリーンのあの言葉。
『A判定の男性はいるよ~』

・・・メイチーも何かある気がする。


ハッ

イラッとするアレクシス。

「(何故あんな思い出を今になって・・・)」


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私情に走りすぎる。

アレクシス「何故天帝はおまえを・・・
と言ったらあれではあるが」

ふぅ
ため息をつくアレクシス。


美織「何が?」


美織はベッドの上で体育座りをして下を向いて言った。


アレクシスは少し離れたところでベッドに腰掛けている。


「俺が天帝だったら絶対おまえを花篠娘々などにしない」


ムカーッ!とする美織。


美織「酷いこと言わないでよ!もう!」

バシッ

枕を投げつける。


アレクシス「・・・・・・」


任務投げ出してこれか


アレクシスは心から深いため息をつく。


美織「そりゃ、、任務を邪魔しちゃったのはあれだったけど
御免!だけど・・・」

フーと再度ため息をつくアレクシス。


アレクシス「もういい。緊張感もなくなったし」

(プライベートモードに少し戻ってる)


そういえば
喬一さんとやら以外に、前世からの知り合いはいるのか?

少し真面目な声で言う。


いない

即答する美織。


アレクシス「・・・・・・」

何故彼だけ・・・



疑念が頭をよぎる


しばらく下を向いて考えていたアレクシスだったが、

パッと顔を上げた。


「業が深いのか。彼は。或いは混沌型の人間?」


混沌?

秩序ーって感じだけど。
と美織。


・・・


「そうか」


遠い前世で、何か深い業でも背負っているのだろう。


へ?


きょとんとする美織。


美織「えっ、、そんなタイプにはとても、、

でもそうなのかな?

でも喬一さんが??」


有り得ない、、といった顔をする。


アレクシス「(だが、そうでないと説明が付かない)」


ハッとして美織が言う。

だめぇ! こんなことしてる場合じゃないンだってば!

喬一さんが苦しんでいるのよ

病気かも

ごめ、後で埋め合わせするから


・・・出来ないかもしれない

でも御免

美織「別の人に任務を頼んで!

私、喬一さんのところに行ってくる!!」


突然の美織の必死さに おっ と驚いたアレクシスだったが、

美織が天界に上ろうとしたその瞬間、「待てっ!」と急いで仙服を掴んだ。


ちょっと!!

美織「分かったから、降格されてもいいから行かせてよ」

バタバタバタバタ


ばてぃ~ん!!


アレクシスがひっぱたく


(マンガの1シーンのようだ)


美織は片頬を押さえて

「ひどい!父さんにぶたれたことも」

ないのに、


と言おうとして


「こんなことしてる場合じゃないンだってばぁ!」と叫んだ。


そしてキッ!とアレクシスを睨み、「勝負しよーじゃないの!」と指をさして言った。

そして指さしを引っ込め、「あ、指さしちゃいけないんだった」と慌てた。


アレクシスは完全に呆れモードである。


片手で頭を抑え、頭を傾け、、、


「幼稚園児を相手にしてるのか・・・俺」

と言った。

(完全にプライベードモードになった)



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