アイリーン「分かったわ。 もしかして!」
そのヴィンセントさんに、、
本当に好きな人が出来たんでしょ!
それしか考えられないわ!!
レンレンとメイチーは 目が真っ白になった。
「(霊力がないのに何故そこまで勘がいいの!)」
この話の初めの方に述べてあるが、殴り聖職者は霊力を失う。
そして勘がいい(霊力ではない)のは主にシーフ系職である。
只者じゃないわ!
レンレンは恐れおののいた。
アイリーンさんカッコイイv メイチーはときめいた。
何だよそれ
そんなん出来たらさっさと自分のものにしちまえばいいだけの話じゃねーか
すごいことを言うアレクシス
(まぁ今更だが)
あれですよあれ!
ピッ! とアイリーンは人差し指を上を上げた。
ほんと~に好きになったら、拒まれるのを極端に恐れて、手ぇなんて出せないんですよ
プライドが高い男性なんて特にそうです
イザムバード「それは何となく分かる気が!」
アレクシス「めんどくっせぇな」
ハァ~ッとため息をついて 目をつぶって片手を額に当てるアレクシス。
女相手に何でそこまでやってやんねーといけねぇんだよ
心から疲れきった声で言う。
そ、それで
アイリーンは言いにくそうだったが、言った。
「そ、その・・・想い人だった女性が、何か関わりがあるんじゃないかと」
しーん・・・
レンレンとメイチーは何も言わない。
思い、、お、思い付くことを挙げてみます。
★寵愛を受けて、他の妾たちに変なことされた?
★愛を受け入れないからヴィンセントにいびられた?
★むしろ拒みまくったからヴィンセントに命を奪われた?
「そ、それで、、アマツに埋められたとか!」
頑張って推理してみるアイリーン。
自ら、、この世からいなくなったのよ
さらりと言うレンレン。
桜の樹でね。
・・・・・・
しばらく静寂。
どうして
愛を拒んだから?
戸惑いながら信じられないといった感じで聞くアイリーン。
「それもあるけど」
言いにくそうにあごに手を当てるレンレン。
アレクシス「こいつ(メイチー)がモロクに喧嘩しに行ったのはそのためだ」
その様を見て。
アイリーン「(そういえば、、本当だ。アレクシスさんだ。
メイチーさんにばかりかまけて、、忘れてた)」
アレクシスを思い出すアイリーンだ。
(ふたりは知り合い。過去「
罪」参照)
イザムバード「(ふむ)」
アマツ、、悲しい女性
リヒタルゼンの大富豪
モロクに喧嘩しに行ったメイチーさん
イザムバードは頭の中で整理した。
「(なるほど)」
イザムバードは極めて頭が良い。
序列を付けるとしたら、
ナイトライド先生 > イザムバード >ズッコケ > アレクシス > ウィリアム > アルフォンス
である。(頭の良さ)
イザムバードはとんでもない所に足を踏み込んでしまったなと うなった。
「(たかがいもむとさんと鍋を食べに来ただけなのに!)」
日頃の行いが悪いのだろう。
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