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怖い



敵を一掃した今、問題の桜の樹に行かなければいけない。

しかしメイチーがずっと倒れっぱなしだ。


アイリーン「ポップポーン食べて待ちたいところだけど」


レンレン「アレクシスさんメイチーさん持ってよ」


アレクシス「おんぶしろってのか?何で俺様が・・・」


レンレン「ううん、お姫様抱っこ」


ビチチッ


それまで両腕を頭の後ろに組んでいたアレクシスが固まった。


ふふーん、とした顔をしてレンレンが


「いいのよぅ。あ、ねぇ、イザムバードさんメイチーさん抱っこしたげてよー」

と挑発する。

「え」とイザムバード

「なっ」とアレクシス

「ばっ!」とアイリーン


やおら、、


ばち~ん!


アレクシスがメイチーをひっぱたいた。

「起きねぇな~」


固まる3人


「(お、奥さんに向かって、、)」


おら、起きろ!


パンパンパンパンパン!

ものすごいビンタの嵐。


固まるを通り越して真っ青になる3人。


あう"?


メイチーがよだれを垂らしながら起きた。


「あぐ、、」


起きろよホラ、アレクシスがおんぶを待つ姿勢になった。


メイチーはよたよたとアレクシスの背中に乗った。


レンレン「お姫様抱っこー!」

両手拳を下にグッと下げ、レンレンが言う。


「出来っかそんなもん!」

アレクシスが真っ赤になって言う。


こ、このふたりって、、、

たらりとなる3人。


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そのまま、問題の桜の樹に向かう一同。


気味悪ぃとこだなー


辺り一面、赤紫色である。

カラスもいないのにカァカァ鳴き声がする。



・・・


「!」

レンレンが目を見張る。


チャンカチャンカチャンカチャンカチャンカチャンカ チャン

オホホホホホ


「・・・あの人だ」


え?

アイリーンたちには見えないようだ。


オホホホホホ


目を伏せるレンレン。



あたしもう、怖くないよ



アハハハハハ


先に見える女は、つり目になった。

どんどん、、つって つって ものすごいつり目になり、

レンレンは、、意識が遠のく感覚に襲われた。



お願い、私ひとりに行かせて、

みんなにそう言いたい


でも、、


「(怖いよ)」


パパ、、ママ、、 怖いよ



レンレンは倒れそうになる。



レンレン?


アイリーンがレンレンの異変に気付く。


「どうしたの?あなたには何か視えるの?」



っ!

それを言ってしまったら、

何か怖いことが起こりそう。


怖いよ。


くるっ

ジッ


アイリーンをじっと見る。


「(お願いこれで分かって)」


察したのはイザムバードだ

(さすが頭脳明晰)


「レンレンさんの誘導に従いましょう!」



レンレンはその声を聞いてグッと力が入った。


歯をくいしばり、

『な、、』

と言った。



なめないでよ! 生きてる人間に勝てるとでも思ってるの?

ふざけないで!生きていもしないあなたに、私たちが負けてたまるものですか!!


驚く一同。


・・・


・・・


ほにゃぁぁ

ぬふふふふ


女は一瞬たじろいだ。


レンレンは言った。


「私に、甘えなさいよ

私、あなたを救えるわ。完全にね」



・・・


・・・



女の目から 涙がこぼれ落ちた。



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