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葛葉



ボロボロになった遺体。


かつての美しい面影など、微塵もない。


「葛葉(ガイエ)・・・」


初めて呼ぶ、もうひとつの彼女の名前。


ゆら・・・

彼女の体は揺れていた。


彼女の体をいつまでも見た。

そしてそっと、顔を見た。


ヴィンセントも体を左右にほのかに揺らした。


いつまでもいつまでも、彼女と一緒にこのままずぅっと揺れたかった。。




ヴィンセントは我慢というものを知らずに育った。

我慢しなくてもいい環境だったから。


それは

お金だけではない。



でも彼は 我慢しなくてもいい時でも我慢した。

そういう癖が染み込んでしまったから。


だから、「我慢出来ない時」の暴走はいかに酷いものか。

しかもその背景・生い立ちを考えると

想像しやすいように思う。



葛葉は、わざと見せ付けるように 黒沼に入っていった。


あなたもいずれこんな風にするんだからいいじゃないの!


男と女が代わっただけよ!!



「ロレイン・・・」


彼が見た時、彼女は、、、


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女は精神的な裏切りを許せないと言う

男は逆らしい



葛葉が 例え 心に悪魔が棲んでしまっていたとしても

怯えていたがゆえだったにしても


彼女の裏切りが許せなかった。



たくさんのたくさんのたくさんの

肉を捨てた



おまえは、自分を何だと思っているんだ


ヴィンセントは最初はそういう風に苦渋に満ちた顔で言った



そしてその日のうちに、冷徹にモロクに連絡を飛ばした。


お金で荒くれた男たちを雇い、葛葉の肉をさらに削ぎ落とした。



「自分で落とすよりも、他人から奪われた方がきつかろう」


そう嗤う(わらう)ヴィンセントは


葛葉を娶る前の、、冷酷で恐ろしい昔の顔に変わっていた。


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お肉?

レンレンがきょとんとした。


アイリーンが言いにくそうに言った。

「その、心じゃないものを売る、ってことよ」


心じゃないものを売る?

どういう意味。

レンレンは分からないらしい


アレクシス「ガキが んなこと知る必要ねーよ!」


ムッ
レンレン「大勢の男の人たちが暴行を加えているような図は視えるわ。
肉って何よ!
・・・肉を切った?
残酷ってこと?」

・・・

しーん



ロレイン、、葛葉でもあるが。

幽霊は言った。

「捨てられるくらいなら、と 他の男たちと、、」


アレクシス「それで?雇い主に 男たちを持ってこられてボッコボコに、、ま~色々やられたって訳か」


ちょっ!!


メイチー、アイリーン、イザムバード、シャオイーが 真っ白い目をしてアレクシスを見た。


「(空気読めよ!)」

誰もが思っただろう


アイリーンの服を引っ張るレンレン。

「私の届かないような空気が漂っているわ。どういう意味。教えて!」


レンレンは超常現象を操り、大変博識でもある。


その彼女が、「知らないことがある」というのは、どうしても彼女的に許せないらしい。


アイリーンは泣きそうになり、

他の皆を見た。

アレクシスや幽霊も含め、皆 寝た振りをしていた。



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