桃色旅行記の目次
       

 

 

 

布団造り



ユゥユゥ、どうすればいいのかしら。

ごろ~ん、と石畳のある場所でくつろぐグイシー。


ユゥユゥ「グーちゃんが何とかする。何でも出来るよグーちゃんなら。
あ、僕のゲーム負けた回数聞いちゃ駄目だけどね」

グイシー「ねー、セシリアさんにゲーム負けた回数教えてよー」

ユゥユゥ「もうグーちゃん嫌い!!」

グイシー「いいからねーねーねーったら、ねーねーねー」

グイシーはユーユーパーロン(癒々八龍)の尻尾を引っ張った。


ユーユーパーロンとはグイシーが召喚する天界・地上界・地界・冥界の中で最も優れている
「癒しの召喚獣」である。


蕎麦、でも出てきた)


ユーユーパーロン「でも、僕でも出来ないなんて、ちょっと屈辱って言ったら言葉強いけどうーん。悔しい、かな」

グイシー「アイランの頃から、パンテストたちから力を受ける前から、、すでに強かったんかしらねぇ。あのこ」

(※パンテスト=太古に存在した、聖職者の最上職。パンテオンプリースト。
本編「2つ前」参照)


グイシー「そーとしか考えられないわね あの強さだもの」


あたし蕎麦の空気を心の優しい男の子に振り掛ける任務があるのに~。

ユーユーパーロン「そうだよ。でも、まぁ僕がやっとくよ。どのくらいやったの?
グーちゃんは自分のことやればいいよ」

グイシー「さんきゅ!」


蕎麦の空気はかなりの癒しの効果がある。

いつまでも二次職になれない一次職の男性、
(頑張ってる人限定)
蕎麦畑で働く男性、
貧しくて冒険者になれない男性、
心が美しいのに女性と交際或いは婚姻出来ない男性、

たくさんの「報われない男性」を癒すのが『蕎麦の精』の役割だ。

女性が蕎麦の空気をまとうと老化が早くなってしまうため
(男性は若返る)
女性には振りまけない。



馬紙山(マージーシャン)に向かうグイシー。


グイシー「(えっと、、どこまで進んだかな)」

山に降り立ち、何かをシミュレーションする。


ユーユーパーロン『グーちゃんそれで体調悪いんだよ。
やりすぎちゃうからね』

ユーユーパーロンの言葉が蘇る。




夕闇。



グイシー「(ここまで進んだ。まだ多いわね、、今日はここまでにしよう)」


カスケツ・ティアノ!


或る岩の亀裂を閉じるグイシー。


ズシンッ・・・!

ズッ・・・


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ライル「蕎麦の恩返し?」

無表情で言うライル。


ぐるぐるっ


ライルの横の上空を回るユーユーバーロン。


ユーユーバーロン「鶴の恩返しって久し振りだなぁ。
ガキの頃、知ってて・・・
いやぁ懐かしい」


ライル「鶴の恩返し、か」


蕎麦の様々な、、空気を「織」って最後に超・巨大な布団のようなものを「造る」のである。


ユーユーバーロン「グーちゃんはすぐ無理するんですよ。
徹夜とか平気でするし。
我々、普通の存在がやる3倍もやるパワーってのがあって。
まぁいいとこなんですが

ちょっと体調がね」


ライル「癒し、って凄く体力使うんだろ。天界なら なおさら」


特に何か恩返しをする訳ではないが、形的に織物を織るような感じなので
「蕎麦の恩返し」と言っていたふたりであった。



ユーユーバーロン「ねー、何だろうね?」

夜。フェイヨンの高級旅館内。

グイシー「ねー、いい加減教えてよ。どのくらい負けたの?
ねぇったらねーっ!!」

ユーユーパーロン「僕、ゲームなんてしたことないからなぁ」

グイシー「分かったからほんとんとこどうなの?」

ユーユーパーロン「ねー?僕も知りたい」

グイシー「セシリアさんに一度でも勝ったことあるの?
あるんだよね?あるでしょ?」

ユーユーパーロン「さぁ?んー?」

グイシー「いいから!ねぇったら!」

ユーユーパーロン「うん」

グイシー「いいから教えて!」

ユーユーパーロン「うんー」

グイシー「さすがに一回はあるでしょ?それだけでいいよ。
それだけ教えてよぉ」

ユーユーパーロン「これだけ言ってるのにまだ知りたい?」

グイシー「うん。知りたい」

ユーユーパーロン「じゃあ90年後教える」

グイシー「90年経てばいいのね?」

ユーユーパーロン「うん 90年後ね」

グイシー「分かった。で、一回ぐらい勝ったの?」

ユーユーパーロン「90年後って言ってるのに!」



・・・


いつものやり取りをする、ひとりと一匹。



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