桃色旅行記の目次
       

 

 

 

帰路に着いて



愛し合う夫婦、ロンダーとグイシー。

最初に「モロン(魔栄)」という男の子が生まれた。
ロンダー家独特の「特殊能力」は出なかったが、
しっかりした子になった。

きっと
グイシー「パパ似の、、素敵な子になるわ」
わくわくして彼女は言った。

後にウィザードギルドでのかなりの実力者になるが、
優しさが欠如しており、
極めて個性的な人物となる。

だが、血なのか・・・「リンリン(琳々)」にだけには何故か優しく。
妹、とも知らずに面倒を看ることになる。(後に))


次に「特殊能力が備わった子」が生まれた。

リンリン(琳々)である。
素直で真っ直ぐで真面目な子だった。
そして天使のように優しかった。

兄の逆・・・。



モロンとリンリンを抱き寄せる両親。

消滅を分かっていたにも関わらず、、
(消滅は7年前から自動的に分かる)

子を、あえて作ったふたり。
・・・

グイシー「モロン・・・モロンはたくましい子に育ってね。
リンリン、たくさん、愛されて素敵な人生を歩んでね」


グイシーはモロンを抱きしめて言った。
「いつも、ずっと。ずっと見てるよ。見守ってる。
あなたが忘れてしまってもね・・・」



グイシーたちは消滅間近に
モロンを「リー家」に、
リンリンを「メアラ教会」に預けた。


グイシー「あなたたちは、、
宝物。
宝物なのよ

愛してるわ・・・」

あっぶあっぶ~ぅ
リンリンがしゃべった。

そっとロンダーがモロンをなでた。

「強く、なるんだぞ!」
ロンダーは厳しい顔で言った。

グイシー「長生きしてね。血を、繋げていってね。
私たちの何か、を絶対に消しては駄目。血を、絶対に絶やしちゃ駄目よ・・・」

グイシーはモロンを片手で抱きしめた。
(片手はリンリンを抱いているため)


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リンリンは様々な声が聴こえる。
動物の声、樹の声、花の声、天界の音、地界の音、神々の声・・・

スイッチをオフにする(脳の中で)と聴こえなくなるのだが、
たまに聴いて、天候を予想したり様々な・・・生活していくうえで役に立つ音を聴いたりしていた。


マーロウ、レンレン、モロン。

リンリンの特異体質を知っている人間たちだ。
マーロウはリンリンが赤ん坊の頃からその能力を見抜いていて、
レンレンはいわずものがな 。

モロンは魔法使いなだけに人一倍霊力が強く、
リンリンの能力をすぐに見抜いた。
(身内だったから、というのもあったかもしれない)



フフフフフ・・・

あれは、シャオイーとメイチーの・・・
海に捧げられた子供たちの声であった。

レンレンだけでなく、リンリンにも聴こえてしまい、
リンリンはその都度目が回りそうになった。




そんなレンレンも、天界人になったグイシーに癒され・・・
やっと前を向くことが出来た。

レンレンが立ち直るまでの話がこのサイドストーリーで、
そのことに多大な貢献をした「ヤオファミリー」が、
いわば「第二の主人公」と言える。

竜使いセシリア、
アイユーが子供時代に持っていた竜のぬいぐるみ
そして癒々八龍

やたらと「竜」が出てきた・・・
これも何かのメッセージなのかもしれない。
いつか、分かる日が来るかもしれない。




無事立ち直ったレンレンは、本編の14章に歩いてゆく。

何かから立ち直るのは、「旅行」と似ているの、、かもしれない。


(了)



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