桃色旅行記の目次
       

 

 

 

物語



馬紙山(マージーシャン)。


杏仁ジュースを飲むふたり。

モロン「すっごい霧だな」

いつもこうみたいです。
と答えるリンリン。


先程、ウォーミング、という温かくなる魔法を掛けたので寒くないふたり。


モロン「新しいのをどんどん作ったら。
追い付けなくなったらこっちの勝ちだろ」

リンリン「また不注意で、、物語読まれてしまうかも」

モロン「だったらまた先のやつ(物語)を書きゃいんだよ」


このふたりはこの世界で言う「部署」が同じでモロンがリンリンと組んで任務をこなしていた。
しかしモロンがあまりに有能すぎ、こうしてお昼にのんびりと話したりするのである。


リンリン「モロンさん、今度ゆーえんち行きましょうよ!ほらゲフェンの~」
ゲフェンとは魔法の都市である。


何言ってんだよ
「まだまだやることいっぱいあんだろ」

プイッと横を向くモロン。


はーい!満面の笑みのリンリン。



数日前。

モロンがリンリンの家に訪問した時。
リンリンは留守だった。

『何でいねーんだよ!』
ドアを開けようとしたら、鍵が掛けられていない。

無用心だな、、と汗をかくモロン。

・・・

『(代わりに家に居て留守番、になってやるか・・・)』

と考え、家をうろちょろする。(さいてー)

そこで見つけた、リンリンの「物語」。


俺に内緒でこんなの書いてんじゃねーよ!
怒り心頭のモロン。

『賢者の海』





リンリン『べ、別にそういうことじゃ・・・』

リンリン帰宅後の会話である。


モロン『俺が(キャラとして)出てないのは俺が嫌いだから。だろ?』

貧乏ゆすりをしながら尋問するモロン。(ツッコみどころ満載


リンリン『違います!忘れていただけで、、あっ』
サッと口を手で押さえるリンリン。


嫌われた方がまだマシだ・・・
ビシビシ青筋を立てながら目をつぶるモロン。


彼は、、好き嫌い関係なく、、誰に対しても「王」でありたいのだ。
他の人間に対しても(多分男相手でも )同じことをやっていただろう。


おまえ!
『何だこの汚い部屋は!!ちゃんと掃除しろ!!』

立ち上がり、理不尽な怒りをぶつけるモロン(いつものことである←)。


リンリン『う、嘘!ちゃんと片付いて、、』

(略)



時間は戻る。


確か今年の初めに、、不注意でこの世界の誰かに

「物語の核心の部分を見られてしまった、、かもなのです」

モロンに相談していたリンリンだった。


>モロン「新しいのをどんどん作ったら。
>追い付けなくなったらこっちの勝ちだろ」

>リンリン「また不注意で、、物語読まれてしまうかも」


そしてこの会話であった。


ずっと不機嫌になるモロン。

リンリンはずっと青くなりっぱなしだった。


任務中
(魔法使いの任務は指定された、或いは与えられた魔法で各方面に魔法を掛けて清浄・または消滅させるもの)
もひたすら「俺は不機嫌です」の態度。


モロンさん、「出さなかったのは~あなたが嫌いだからじゃないですって!
へ、変なこと言ってすみません。ががが我慢出来なくて」

リンリンが言う。


うるさい。

一蹴して何も口を利かないモロン。


あの
「私の物語、、私の世界に、、そ、そんなに居たかったんですか?」
意地悪く(挑発的?)に言うリンリン。


一貫して無視だ。


さっきは相談したら口利いてくれてたのに。
普通に優しかった?のに


き、気まぐれなんだから!


ずっと青い顔のリンリンだ。


帰宅後、
「大好きな人がいました。でも、何故かキャラとして出すのを忘れてしまって」
というようなことを100倍薄めたような感じの文を書き、、

スパイディックと呼ばれる、この世界のインターネットに送った。


リンリン「(機嫌取ってるって思われるだけかな?うわーん。
でも私、モロンさんが大好きだし、、やだって。誤解されるの!)」

モロンのことは好きだったのだが(変な意味ではなく)何故か忘れていたのだ。


な、なんでだろ?

「(でも逆の立場だったら、、私が怒っても『知らん』言うのよ。絶対ね!)」

ふんっ!と鼻息を吐くリンリン。



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