現代ファンタジーのオンライン小説 - ものもの

桃色旅行記の目次
 

愛し合う夫婦、ファンレンとグイシー。リンリンとモロンはヤオ(妖)家、という魔術師の名門の家から生まれた。

ヤオの血を濃くすると不思議な能力を持つ人間が生まれることがある。

近すぎない程度にヤオ同士の人間が婚姻を結び、そういう特異な力を持った人間を出現させようと・・・
そういう習わしがずっと残っていた。

ヤオ・アイユー(妖 愛羽)もそうだった。
彼女は「楊貴妃」というとある物語の書物に出てくる女性の名前にあやかって
ヤオ・グイシー(妖 気妃)と愛称を 名乗っていた。


グイシーの許婚は実業家で、あまりグイシーと会えなかった。

ふたりは深く愛し合い、各街で「ヤオ人形」なるものが作られるほどであった。
持つことで恋人との愛が成就する、という人形ということだ。

グイシーはあまりに許婚が好きすぎていつも顔を見れずに目を回しながら話すほど
(鼻も垂れるほど)
許婚が好きであった。

名前を呼ばずに「ヤオさん」と呼び、
消滅の時に始めて名を呼んだ。


さて。
そのふたりに、
ふたりにふたりの男女が生まれた。

長男、モロン
長女、リンリン

グイシーたちは消滅間近に
モロンを「リー家」に、
リンリンを「メアラ教会」に預けた。


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リンリンは様々な声が聴こえる。
動物の声、樹の声、花の声、天界の音、地界の音、神々の声・・・

スイッチをオフにする(脳の中で)と聴こえなくなるのだが、
たまに聴いて、天候を予想したり様々な・・・生活していくうえで役に立つ音を聴いたりしていた。


マーロウ、レンレン、モロン。

リンリンの特異体質を知っている人間たちだ。
マーロウはリンリンが赤ん坊の頃からその能力を見抜いていて、
レンレンはいわずものがな 。

モロンは魔法使いなだけに人一倍霊力が強く、
リンリンの能力をすぐに見抜いた。
(身内だったから、というのもあったかもしれない)



フフフフフ・・・

あれは、シャオイーとメイチーの・・・
海に捧げられた子供たちの声であった。

レンレンだけでなく、リンリンにも聴こえてしまい、
リンリンはその都度目が回りそうになった。




そんなレンレンも、天界人になったグイシーに癒され・・・
レジェンダリー・アーガー(本編に出てきます)の道に進むことになる。


(了)


 

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