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小さな世界 | 現代ファンタジー小説

小さな世界 > 第3章「ミルフィーユ」

今までのこと

暘谷『違う、そこもっと細かく。大雑把に書くな!
違う、そうじゃないんだ!』

秘書の書類書き練習
電話対応練習
商談前の駆け引き対応の練習
商談についての具体的な対応の練習
クレームの応対練習


暘谷『違うっつってんだろ!』

ピタッ

『下手くそなんだよ。おまえら・・・』

マニュアル通りに話すな。
「利用」しろ。
もっと、奥行きを持たせて。


A『どうでしょうか』

B『出来ました』

C『(すぅ・・・)「xxxと言うことでしたらxxx、に・・・」えと』
D『「もちろん、こちらとしてはxxxはxxx・・・」とー』

E『えっと「そう致しますとxxxということになる、、」えっと』

『違う!それじゃなめられるだろ。これ!この応用だ』
黒板のある部分を手で(←)でバシバシ叩く暘谷。


暘谷『ちげーっつってんだろ!』


A『・・・・・・(暘谷さん・・・?)』
Aは優秀な魏傘下の秘書で、今更書類?という人間である。

C『・・・(汗)』

D『や、暘谷さん。新しい方々もいるので。もっと優しく・・・』


暘谷『進まねぇ、もう一度だ!』


暘谷『・・・違うっつってんじゃん・・・』

『もういいやめろ!』←短気


『俺がやる』


Aの書類を取り、
サクサクサクサクサクと書いた。

次にBの電話応対の練習音声(スピーカー化)に対し、ザカザカ答える。

Cの駆け引き対応練習書類に対し、せっかちにスラスラ話す。
Dの商談について具体的で手早い対応を書類に対してサラサラと答えてゆく。

Eのクレームについての音声に対しては冷静にかつ揺るぎの無い姿勢で応対。
クレーム作成機が訳の分からないことを言い出すまで叩きのめした。


暘谷『分かった?こーしとけよ』


全員目が白くなり、へたり込むのをこらえた。


現―・・・。

「(疲れたな・・・)」

床に散らばる全員の採点表。(全部終わってる)
2日先までの予習のまとめファイル。(さっき終わった)


目をつぶる暘谷。
「(誰かに教える、ってくたびれるな)」


♪♪~♪

♪♪



くる、と振り向く暘谷。

『森林』・・・ではなく、今回は『挑戦』だが―・・・


「(あいつのピアノが聴けなくなるのはな。
司書が好きって言ってたけど)」

俺のパジャマ着たり、干されたんじゃないですか発言したり
好き放題やってて

『暘谷さんに迷惑掛けたくないんです!』

暘谷「(今更・・・)」
ため息をつく暘谷。

気が付くと、七匹狼を吸っている暘谷。

何にせよ
ライチー飲料水進むきっかけになるかな
威俐様が戻してくれたら


早速ビジネスモードの暘谷。


ピンポーン
突然のインターホンの音。(邸内からの)



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