小さな世界 > 第6章「休息」
やっぱり
引き続き、飛空挺。
ガタッ
ガタタンッ
相変わらず揺れる。
揺れる地域らしい。
主は「10」のエネルギーを持って「0」のG層に降り立った。
それまでは物質と人形しかなく、命、が無かった。
(だから0)
主が降りたことで「10」のエネルギーになったが、主がG層を見放してしまった。
主が1年以上空へ飛行し、G層の土たちが追い掛けて行き、、主のいることになる広い大地が「A層」と呼ばれるものになった。
(1年飛行していた分の土のだからこそ、広い土の地獄となった)
A層は主がいるため、「10」のエネルギーを持つこととなる。
主はある願いを叶えるために「魔法使い」を作った。
その魔法使いを作るために1/10のエネルギーを使った。
1/10は莫大なエネルギーのため、魔法使いの他に、
「B層」というものも同時に創られた。
そのB層の魔法使いは、
後に送られるA層の魔法使いに贈り物としてC層を創った。
創った時、B層のエネルギーを1/10使った。
つ~ま~りぃ
ビクッとする花宇
静朝「『A層』、にとっては、C層を創ったエネルギーは・・・
A層の1/100のエネルギーなんですよ」
そして、
C層 → D層 → E層 → F層
と作られていった。
G層は主がいなくなった後、「ないもの」になっていた。
華夜「そして、『主の仮人形』の、、妃羽さんがG層に置かれたことで
G層は生まれ変わった」
華夜が締めくくった。
しばし、楽しいやり取りが繰り広げられた。
相変わらず、ガタンガタンッと艦体は揺れている。
何もかも、運命なのでしょうね。
下を向いて優しく言う華夜。
少し経ち、A層名物「レインボー・グミ」を食べる3人。
冷静さ、感受性、コミュニケーション能力、体力、精神力、知力、視力、
が上がる。
A層について学ぶため、脳みそが疲れないようにと、ふたりが一生懸命、
美智にお願いして持ってきたのだ。
この有り難いグミは美智しか持っていない。
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中国宮廷に降り、そこの庭で3人で歩きながら話す。
静朝「A層にはたくさんエネルギーがあるんです。主が・・・
となると説明が
だからあんなに長く・・・」
う~むと腕を組んで言う静朝。
花宇がガッツポーズで言う。
「でもっ分かりやすかったです!
だから、、エネルギーがたくさんあるのかー」
(ある、ということだけは知っていたけど)
ハッ
華夜が目の前を見ると、とても麗しい蝶が飛んでいた。
「わー、わー」
頬を赤く染めて、華夜はとても喜んでいる。
蝶々を追い掛け、遠くに行ってしまう華夜。
と言っても、決して捕まえたりせずに観賞するだけだが。
~♪ ♪ ♪♪ ♪
♪! ♪♪
音楽が聴こえる。
花宇は耳をすまし、嬉しくなった。
「(こ、これは『森林』のアレンジバージョン!)」
静朝も隠そうとしているのだがとても嬉しそうであった。
次に聴いたことのない曲が流れ、どんどん進んでいく。
「何か、何処かで聴いたことあるかも?」
思わず口に出す花宇。
う~む、と考え込んでいる静朝。
エンドルフィン効果が出ているのか?
あまりに心地良い音楽に心が興奮してしまう花宇と、静朝。
何故か、静朝はもじもじして「華夜は帰ってこない・・・」とつぶやいた。
花宇「(恋しくなってるのかな 音楽効果?)」
・・・
「なっ!?」
「う?」
最初は花宇、次に静朝。
両手で頭を押さえた。
・・・
「あ、、ダメ、、ダメ、、っ」
花宇が目をぎゅっとつぶりつぶやいた。
「(汗がすごい・・・いや・・・
いやだ・・・こわい)」
しゃがみ込んでしまった花宇。
何とか落ち着きを取り戻した静朝は少し考えた。
・・・
「静朝さ~ん!」
タタタッ
「華夜!」
華夜が元に戻って来た。
ふたりは戸惑いの顔を互いに見合わせていた。
「やっぱり、主様は・・・」と華夜。
涙ぐみ、必死で涙を流すまいとしていた。
「うん・・・」
目をつぶって、分かってたことだよ、と言う静朝。
(しゃがみ込んでいる花宇ムシ!)


