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RO二次創作

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目次 >> RO物語本編 >>  茶色い犬

茶色い犬Brown dog

正攻法。


ズッコケの最も苦手な分野である。

正々堂々と、自分の意見を述べる。


これの何と難しいことか。


何度、、メイチーにそれで怒られたか。


「結局あなたはこう言いたいンでしょ!」


全部見抜かれ、心の中の恥ずかしい部分を詳しく説明され、、


恐怖の神と化したメイチーに、完璧に打ち負かされる。


メイチーは正攻法が大得意だ。


しかし世の中は汚れきっている。


今時、正攻法で正々堂々と勝負して、それにちゃんと答える人間などいない。


だからこそ、誰も正攻法など使わない。

誰も答えないのを知っているから。



それなのに、メイチーは常に「正攻法」の女であった。



だからこそ、不良だったアルフォンスアサシンをひっぱたけたと言えよう。



ズッコケ「(何故、、何故笑いそうになるんだここで!しっかりしろ俺!!)」


人は緊張しすぎると笑いそうになるのだろうか。

ズッコケはふぅっと一息ついて、メイチーに聞いてみた。



ズッコケ「うんこ・・・違う。えっと。
決して、あなたを不快にさせるつもりで言う訳ではないのですが、」

? とした顔をするメイチー


ズッコケ「あなたの仲の良い友人として、、疑問に思うことがありまして、、
聞いてみたいことがあります」


そこで、何となく、察した顔をするメイチー


ズッコケはその顔を見て、


ズッコケ「わ、分かりますか?」

と聞いてみた。


メイチーはぶんぶん、と頭を振って、

「分かりません」と言う。


畜生! この 俺に言わせる気かぁっ

くうっ、、と思いながら、どう言おうか、、と思うズッコケ


ズッコケ「・・・あなたは、いつ いなくなったのですか」

この世界から。


メイチーがじぃ・・っとズッコケを見、
そしてフーッと観念したように下を向いた。


メイチー「・・・2年前、、からです」


ズッコケ「どうして、、ここにいらっしゃる」

メイチー「さぁ」


ズッコケ「(・・・警察の尋問みてぇだな)」


続ける。


ズッコケシャオイーさんは、どこにいるのですか」


メイチー「・・・」


ズッコケ「答えられないならそれで結構。
あなたは、この世に存在していませんね」


こくん、と頷くメイチー


ズッコケ「一体いつから・・・」

メイチー「あ、いやだから、 2年前から・・・」


ズッコケ「(あ、そうだった;)」



最大の謎を投下する。


ズッコケ「一体何故」


メイチーは話した。


あれは転生したばかりで転生一次職の頃、、
奥地でアレクシスさんを追い掛けて、、


転生とはこの世界のレベルアップのシステムで、これにより上位職に転職していく。



ズッコケ「アレクシスさん」


その名前には聞き覚えがあった。

メイチーの知り合いの、恐ろしく冷たい眼をした男ウィザード(※魔法使い職)である。

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