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RO二次創作

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目次 >> RO物語本編 >>  夜桜の精

夜桜の精Spirit of cherry blossoms at night

敵を一掃した今、問題の桜の樹に行かなければいけない。

しかしリンリンがずっと倒れっぱなしだ。


アイリーン「ポップポーン食べて待ちたいところだけど」


レンレンモロンさん、リンリンさん持ってよ」


モロン「おんぶしろってのか?何で俺様が・・・」


レンレン「ううん、お姫様抱っこ」


ビチチッ


それまで両腕を頭の後ろに組んでいたモロンが固まった。


ふふーん、とした顔をしてレンレン


「いいのよぅ。あ、ねぇ、イザムバードさんリンリンさん抱っこしたげてよー」

と挑発する。

「え」とイザムバード

「なっ」とモロン

「ばっ!」とアイリーン


やおら、、


ばち~ん!


モロンリンリンをひっぱたいた。

「起きねぇな~」


固まる3人


「(お、奥さんに向かって、、)」


おら、起きろ!


パンパンパンパンパン!

ものすごいビンタの嵐。


固まるを通り越して真っ青になる3人。


あう"?


リンリンがよだれを垂らしながら起きた。


「あぐ、、」


起きろよホラ、モロンがおんぶを待つ姿勢になった。


リンリンはよたよたとモロンの背中に乗った。


レンレン「お姫様抱っこー!」

両手拳を下にグッと下げ、レンレンが言う。


「出来っかそんなもん!」

モロンが真っ赤になって言う。


こ、このふたりって、、、

汗をかく3人。


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そのまま、問題の桜の樹に向かう一同。


気味悪ぃとこだなー


辺り一面、赤紫色である。

カラスもいないのにカァカァ鳴き声がする。



・・・


「!」

レンレンが目を見張る。


チャンカチャンカチャンカチャンカチャンカチャンカ チャン

オホホホホホ


「・・・あの人だ」


え?

アイリーンたちには見えないようだ。


オホホホホホ


目を伏せるレンレン



あたしもう、怖くないよ



アハハハハハ


先に見える女は、つり目になった。

どんどん、、つって つって ものすごいつり目になり、

レンレンは、、意識が遠のく感覚に襲われた。



お願い、私ひとりに行かせて、

みんなにそう言いたい


でも、、


「(怖いよ)」


パパ、、ママ、、 怖いよ



レンレンは倒れそうになる。



レンレン


アイリーンレンレンの異変に気付く。


「どうしたの?あなたには何か視えるの?」



っ!

それを言ってしまったら、

何か怖いことが起こりそう。

レンレンは震える...


怖いよ。


くるっ

ジッ


アイリーンをじっと見る。


「(お願いこれで分かって)」


察したのはイザムバード

(さすが頭脳明晰)


レンレンさんの誘導に従いましょう!」



レンレンはその声を聞いてグッと力が入った。


歯をくいしばり、

『な、、』

と言った。



なめないでよ! 生きてる人間に勝てるとでも思ってるの?

ふざけないで!生きていもしないあなたに、私たちが負けてたまるものですか!!


驚く一同。


・・・


・・・


ほにゃぁぁ

ぬふふふふ


女は一瞬たじろいだ。


レンレンは言った。


「私に、甘えなさいよ

私、あなたを救えるわ。完全にね」



・・・


・・・



女の目から 涙がこぼれ落ちた。

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