RO二次創作

RO二次創作
2013年時点でのROの世界観で構成されています
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Ragnarok Online derivative works

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マックとミリーMack & Milly

マクシミリアンとミルドレッド。
魔法使い同士の仲良しコンビだ。

仲が良いが、

普通の友達と言うよりは 保母さんと園児、或いはママとベイビー(子供ですらない!)のような関係である。

勿論言うまでもないが、レベル差は歴然としている。


さて、前回、GPS付きピアスをもらったミルドレッド。


いつも危なっかしいミルドレッドにとうとうマクシミリアンは苦肉の策で「GPS付きのもの」を買ってミルドレッドに渡したのだ。


狩り、と言ってモンスターを倒してレベルを上げたりアイテムを手に入れたり、、という楽しみ方をするRO(ラグナロクオンライン)。

マクシミリアンは上級者で、ボス・モンスターをいつも倒して(もちろん仲間たちと共にだ)プレイをする楽しみ方をしている。

対し、ミルドレッドは物語を作ってRO内のブログ(臨書と呼称)をインプットしたり、
風景スクリーンショットを撮ったりイベントを楽しんだり、などの楽しみ方をしている。



ここの先の部分押してみ、

マクシミリアンがピアスの先をちょんちょん、とつついている。


「えいっ!」ポチッ

カッコ悪い押し方をするミルドレッド。

きゅぃぃ~ん

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え?

文字が見えた瞬間


パッ

え?え、え?

アルデバラン(国境都市)の航空写真ぽい映像が現れた。


「あれ、これって、、私たちの上?」ふっと上を見上げるミルドレッド。


「だな」

ふたりは「アルデバラン」という、ルーンミッドガッツ王国とシュバルツバルド共和国の国境にある都市にいる。

(アルデバラン自体はシュバルツバルド共和国内の都市)


ここをこうして、縮尺が変えられる。

マクシミリアンが説明する。


ピアス自体が映写機のようになっていて、それを目の前の何か(壁とか)に向けることで文章やら画像映像やらが映し出され、それを見る。

音声で情報を聞く、というモードも有る。

・・・


★全ての国々、辺境の地も含め地図が見られる。縮尺も自由自在

★下のボタンを押すと、
「イベント情報、モンスター情報、狩り場の混雑具合の情報、その日の武器・防具の相場の変動情報、狩りをする上でのレベル上げ効率計算機、」


今日の占い?!

声を出すミルドレッド


おまけのように最後に「今日の占い」が載っている。

12星座、血液型、干支など、それぞれがランキングされている。

ラッキー狩り場、ラッキー音楽、今日の元気になれる言葉なども載っている。


「ミリーそういうの好きっぽい」

マクシミリアンがははっと笑う。

「これ、、悪いこと載ってないですね。占いってたいてい悪いことが載ってないかって思って、、それでつい見るのをためらっちゃうんです」


違う!

あほ~なミルドレッドもさすがに気付いた。

「・・・・・・これ、いくら・・・あの。すごい機能あって、、

す、すごいですね。い、いくら、、した・・・」


マクシミリアンはいつもMVPボスモンスターを倒しまくって 高級なもの、レアなアイテムをたくさん取得しているのだ。

普通に考えたら大金持ち(略)。


黙っているマクシミリアン。

そこは大人として察してくれ的な空気を出している。


バリバリッ!

その空気を破るミルドレッド。

「ここまでしてもらって『ありがとうございますぅ』何て言う程、私図々しくありません!

あ、あの、、私じゃ何もお返し出来ないけど、、・・・あ、でもそうか。

金額聞いたところで・・・私は何も出来ないし」

しょぼーん、、と下を向くミルドレッド。


右手の平をピッと出して「気にしないでいい」 というマクシミリアン。


あの!

ミルドレッドが声を荒げる(最低限のマナーとかは持っていたらしい?)。

「何かお返しできませんか!な、何か欲しいものとか・・・

あ、何かすみません必死になっちゃって。。」


料理とか

とぽそっと言うマクシミリアン。

「て、手料理ですか?」

ミルドレッドも一応簡単なものなら料理は作れるのだが・・・


「いや INT+10料理とか INT+20料理があればいいな」

RO内には もともとその世界に「既製品」として存在している料理がある。

上記の「INT」は知力、魔力を上げる料理で、これらはステータスを上げるためのものである。
持ち運び、倉庫に入れるなどが可能だ。


ムッ!としてミルドレッドが言う。

「わ、私だって、、『キャセロール』、、ああいうのとか作れるんですからね!」

キャセロールとは硬い肉を野菜や調味料と共にとろ火で煮込んだ料理で、
別名「ホットディッシュ」とも呼ばれる。


マクシミリアンは「お ミリーでも料理作れるんだ。意外だな」と思っていたが

すぐにサーッと青くなってしまった。


駄目だ!!

大声を出す。

キョトン、、とするミルドレッド。


「怪我でもしたら。火だって使うんだろ いいよ料理」

ものすごい過保護っぷりである。


でも!

いずれ料理は作らないと。女だし。

いつまでも甘やかされたら・・・
それにちゃんと、、少しだけど色々作れます!

声を荒げるミルドレッド。
(意外としっかり)


ハッ

ミルドレッドが気付く。

倉庫に、オルレアンのフルコースがあったんです!

オルレアンのフルコースとは全てのステータスが全部10上がる上に
攻撃力、魔法攻撃力が上がる高価な料理である。


倉庫に手をかざし、「ディアウィン!(物を倉庫から取り出す呪文)」と言うミルドレッド。

ポンッ

手に、、ミルドレッドの手にキレイな料理が出現した。


ROのアイテム「オルレアンのフルコース」

じゃ~ん

ニッコリ笑うミルドレッド。


「これとは別にキャセロール作りますから」


何だか涙ぐみそうになるマクシミリアンだった。

(俺、ばーちゃん大好き!とラクガキのような絵を誕生日に贈ってもらった祖母の気持ち)

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