RO二次創作

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2013年時点でのROの世界観で構成されています
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Ragnarok Online derivative works

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マックとミリーMack & Milly

『え~駄目ですか?』
wis(1:1対話)である。

『さっきまでずっと生体4F狩りだったから

疲れて無理』

(生体=生体研究所、という上級者向け狩り場)


狩りというのは、モンスターを倒してレベルを上げる行為のことである。


ま~それもそうか。


『別の日なら行けるが』


『駄目~ ワンデーもうないから~』

(※ワンデー=ワンデーチケット。一日のみRO(ラグナロクオンライン)にログイン出来る)


『じゃ~無理だな』


が~ん


ミルドレッドは まだ風景SS(スクリーンショット)としてコレクションしていない

『モーラの街』と『マラン島』の取材にログインしていたのだ。


ミルドレッドはROのキレイな風景が好きで

色々撮っては臨書(ROの世界のブログ)に納めていっていたのだ。


他には、料理のアイテムを全コレクションしたり、ぬいぐるみアイテムをコレクションしたり、


レベル上げして楽しむのが普通なのでは!とツッコミを入れられる楽しみ方をしていた。



マクシミリアンさんは~

いっつもレベル上げばっかよね~

ふぅ

プロンテラフィールド(プロンテラという首都の近辺のフィールド)に座って物思いにふけるミルドレッド。


「(オーラなのにさ)」

(オーラ=最高レベル)


「(しかも三次職)」

「(装備だって廃人装備ば~っかだし)」


何で狩りばっかなんだろ~

たまにはイベント楽しんだりすればいいのにぃ


マクシミリアンとミルドレッドは相性が良い。現代ファンタジーのオンライン小説 | ものもの


片方がわがままを言ってどうこう言うと必ず片方が折れる。

(どっちも)


ルーンミッドガッツ王国とシュバルツバルド共和国の大事な協定で、
それが無事に円満に終わったということがあって、

パーティが開かれたことがあった。


いつも髪の毛をまとめているミルドレッドが、こまっしゃくれて髪をおろし、

キレイなドレスを着て会場に行った。

ソレを、マクシミリアンが声を掛けた。

階段で腰を下ろし、二人はこういうスペルなんだよ、と 紙にペンで自分たちの名前を書いた。

二人とも同じ魔術師系同士で、レベルも全然違うのだが、何となく気が合い

全然狩りを一緒にしたりなどしないのに良く会話をするようになった。


狩りばかりをしていると殺伐とした気分になってくる。

マクシミリアンもほにゃ~っとしているミルドレッドに癒しを求めたかったのだろう。



ひとりで~取材に行っても~

「(マクシミリアンさんと一緒なのが癖になってるから 何か行く気になれない~)」

ふにゃ~っとするミルドレッド。


バサ~ン

体を倒して横になった。

大空が見える。「気持ち良いなぁ~」


よっす!


いきなり目の前にマクシミリアンの姿が見え、

ええっ!?

ガバッと起き上がるミルドレッド。


「え?え?」


「やっぱここいたな」


腰を下ろすマクシミリアン。


わぁい、と思いながらも、少し疲れた顔をしているマクシミリアンを見て
心配するミルドレッド。


「生体4F、大変だった?」


「そらな」


でも、オーラだからデスペナなくていいですよね~

(デスペナ=戦闘不能で経験値を失うこと)


でも今日は何の収穫もなくて参ったよ~


マクシミリアンはMVPキラーである。

MVPモンスターを倒し、それで得るお宝を目的に狩りをするのが主流なのだ。

もちろんひとりでではなく、たくさんの仲間がいて、である。


「モーラの街」はまた今度にします

マクシミリアンさん、すごく疲れてる顔


「そりゃな」


頭を掻きながら、早く寝てぇ~一歩手前の顔をしているマクシミリアンである。



あれ

「ミリー、ワンデーなくなるんだよな」

あ、と思うミルドレッド。


「次いつ来るの?」


う~ん

腕を組むミルドレッド。


「ワンデーまず買いに行かないといけないし~」


ま~気長に待ってるよ と言うマクシミリアン。


そこは、「君に会いたいからすぐにワンデーとか買って~とか課金して~とか言うとこですよ!」

と腰に手を当てて言うミルドレッド。


君に会いたいから今すぐ一ヶ月課金して~ と棒読みするマクシミリアン。


もう!!


いつも通りの二人であった。

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