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こいしく



どんな女も、君とは違う。
女はみんな一緒に見える。
でも君はひとつのブランドに見える。
何故だろう


エコーのように響く。


あれ



愛しては いないの


愛じゃない


けど、、、



思わず身を縮こまらせる。

もし失ったら、、、


もし レオナルドを失ったら?


でも私は


私は



不愉快な涙だな! 私は君を好きだと言っている!(言っているのか?)
そう言う男の前でいちいち他の男を思って涙を流すなど!
実に失礼極まる!



もしも失ったら・・・


ああいう、面白い台詞、、

聞けなくなるんだ。



頭の悪い女だな!・・・こんな女に夢中になるなんて
これが私の本性か。何て情けない!


あははっ


涙でぬれた顔で思わず吹き出すエリザ。


何言ってンのー!

あはは

面白ーい


変なこと言うー!


本人は至って普通に話しているのだろうけれど・・・



何で

私を好きになったのだろう

私は頭が悪いわ
(昔からじゃないけど)

何故好きになってくれたのかなー・・・


夢中


夢中かー

嬉しいけど・・・


嬉しいけど・・・



でも、、

失いたくない


夢中には、なり返せないけれど、

でも、私だって好きなのよ

LOVEじゃなくて LIKE だけど




レオナルド・・・



エリザは涙がとまらなかった。


いつの間にか手を止めて、

ずっとずっと涙を拭いていた。




愛してないけど、、、、


でも失いたくないよ!


大好きだよ!


変な人だけど!




アイリーンに渡す?(という言い方もどうかと思うが)はずだったのに、

すっかりレオナルドに情が行ってしまうエリザ。


意味が本当に分からなかった。


エリザ「(もしかして掃除したせい?)」


意味不明なことを考えていた。


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プロンテラ某所。


すっかり冬の季節である。


ウィリアム「(さっみーな)」

ドラゴンに騎乗しながら、外の寒さを感じ、家に戻るかとてけてけ歩いていくウィリアム。



そんなこと、いつもはないのだが、

妙に、、

エリザ(元妻)が恋しかった。


少し前、「女なら誰でもいい」とか言われた。

それでもいいとか言われた。


んな訳ねーだろ!


ウィリアムは悲しくて悲しくてしょうがなかった。
(ムカついてもいた)


もうどうでもいいけど、

単純に傍に居て欲しいと思った。



ウィリアム「(色んな人に言われた、って言ってたな)」


色んな人って誰だろう。

疑問に思うウィリアムであった。



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