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現代ファンタジー・創作小説



小さな世界 | 現代ファンタジー小説

小さな世界 > 第4章「global」

忍武

○正々堂々卑怯なことはしない(武士)
○危険と思われる人間の諜報をし、身を守る(忍者)

○責任はきちんと取る(武士)
○理不尽なことを押し付けられた際は逃げる勇気を持つ(忍者)

○騎士、ナイト(武士)
○暗殺者、アサシン、シーフ(忍者)

○人をステータスで見抜き、向上心の糧にする(武士)
○人を心で見抜き、結果後々の身を守る目安にする(忍者)

○褒められても調子に乗らない(武士)
○褒められても無表情(忍者)

○けなされたらやつける(武士)
○けなされてもスルー(忍者)

○正々堂々戦う(武士)
○計算をして相手の裏をかく(忍者)

○誇りを持つこと。卑怯なことは絶対にしないこと(武士)
○謙虚であること。ことを荒立てないこと(忍者)



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前回。
日本という国の昔の職業『武士』と『忍者』は世界に誇る素晴らしい職業だとルーリーが見抜き、
良い部分だけをピックアップして

B層~G層に染み込ませて欲しい・・・、と竹流に頼んだ。のであった。


竹流「これは~、、何ヶ月掛かるかぁ」
竹流は大きく息を吸い込んだ。

ルーリーはニコッとサービス笑顔をしながら腰を曲げ、
「たけちゃんならすぐでしょ?」と言った。

竹流「まぁ俺はすぐこんなの気が付いたら出来るんだけど。
もうえーって言うほど。
ってちょっと待って。
これは、、大変だぞぉ・・・」


ハッ.....

ルーリーがテーブルの上にある、七匹狼を見た。

ルーリー「7つ、の狼・・・」

A、B、C、D、E、F、G

ハッ

ルーリー「7つ、って。A層、含めるじゃない」

竹流が振り返る。

「A層は誰も、、主以外は不可侵のはず。
じ、実際は知らないけど
どうして『A層』も影響させられる、、の?」


面倒臭いことバレちゃったどうしよう。
うーん。

・・・と考える竹流。


シュルリンッ

呼び鈴が鳴る。


一瞬沈黙が走るが。


シュンユー「うちのたけちゃんが来てるって言うから来たの」

う・・・

シュンユーを見て何故かあまり言葉を発せ無いルーリー。


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三日月形の乗り物。
B層の乗り物である。



シュンユー「『お侍』と『忍びの者』・・・」

帰宅の最中である。

「私が多分『武士』で、たけちゃんが『忍者』ね」

竹流「そうかなぁ。まぁシュンちゃんがそう言うならそうなんだろうけど
でも難しいね」


飛行していたのだが、ある湿り気のありそうな草原に降りるシュンユー。

シュンユー「どっちも良い所も悪い所もあるでしょ
いいとこだけ切り取って、たけちゃん何とかしてよ」

ハッ?

竹流は後ろにいたのがそれを聞いて仰天した。


シュンユー「ルーリーの案すごくいいなって思ってね。
いいとこだけ取って濃縮して、層に振りまくの
たけちゃんA層だからいっぱい振りまけるしね」


・・・

少し考えて竹流は言った。

「うん」

さわっ.....
風が吹いた。


竹流「ただねシュンちゃん、何でも思い通りになれるのなら
今頃とっくに思い通りの世界になってると思うの。
その力を持ってたとしても、何らかしらかのバランスが壊れたり。
そういうね」

・・・


力を持つ者は、その者なりに葛藤があるのだ。



何かのキーワードになのかもな、とシュンユーは思った。
突然ルーリーが思い付いたのも何かの運命かと思った。


ふわっ.....

シュンユーは心から言った。
「たけちゃんは『武士』の良い所と『忍者』の良い所
両方あるわよね」


竹流「ん~・・そんな、、ことないよ?忍者の部分も多いかな まぁ自分じゃ良く分からないけど」
考え込むように言う竹流。



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