Ragnarok Online derivative works
目次 >> RO物語本編 >> 南極の花南極の花Antarctic flowers
- 第19話:伝染は天界にまで
美織は下界で美形のハイウィザード達を観賞、堪能した後、
アルベルタで買い物をし、
そこでたまたま会ったウィザード系の集団たちと談笑をして楽しんだ。
(魔術師はファンサービスが旺盛なことで何故か有名で、ファンの人間にとても丁寧で親切な対応をする)
そして、やっと 天界に戻って来た。
美織「(あの時のルナティックステーキ美味しかったな~)」
下界での、絶妙の味を思い出し、目をつぶる美織。
「どら焼きまだですか」
ハッ
くるりと振り返る美織。
珍しくうろちょろしていない喬一。
美織「あ、用意したよ! えっとね、」
がさごそがさごそ
先日アルベルタに行って来た時にちゃんと仕入れてきたのだ。
じゃーん
キレイにラッピング(メッセージカード付き)されたでっかい箱を取り出す美織。
喬一「足りません!二倍欲しい!」
へ?
美織「に、二倍? え?」
ラッピングに気合を入れた分、急の申し出にびっくりする。
喜んでくれると思ったのに!
喬一「アルベルタで何油売ってたんですか!」
は?
ああそうか
美織「ルナティックステーキ美味しかった!」
他にも食べたんだけど、、
じゃあ、今から一緒に食堂でルナティックステーキ食べに行こうよ!
喬一「要らないです」
へ?
でも突然どら焼き二倍は難しいよ。
ナンチュンにもう一回勝ってよ
と、どうせ負けるのに ムッしながら言う美織。
喬一「もう時間だ!」
ウン!と言ってシェパードの夏樹(犬の雲)を呼び、サッサと飛んで行ってしまう喬一。
??
何が何だか分からない美織。
美織「(どら焼き、待たせすぎたのがいけなかったのか・・・)」
食べ物の恨みは深いというけれど、、、
美織「(それにしても、、大人げなさすぎじゃない?)」
ム~ッとする美織であった。
美織「(メッセージカード、、『喬一さん大好きv』って書いたけど、、
これがイヤだったのかな?
有り得るわぁ)」
あ"あ"あ"あ"ぁ、面倒臭い人!
今度お仕置きしておかないと駄目ね!!
天界で少々長く?エリザといるせいだろうか??
美織もアホになりつつあった。
(喬一も少しだけ)