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RO二次創作

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夜桜の精Spirit of cherry blossoms at night

あの子供、只者じゃないな


「(そりゃそうよ。あのレンレンだもん)」


モロンリンリン

アマツに降り立ち、

異空間にどう入ろうか思案していた。


裂け目が分からないのよね

どこだろ、、


途方に暮れるリンリン


「あのガキはどうやって入ったんだ」


うぅん、、、それは見てなかった。

「分かんない」


使えないやつだな!


「モロクで喧嘩してる場合かよ!」



で、でも私は私なりに手掛かりを見つけようとして

関わりのある あのギロチンクロスに会いに行こうと...


で、

何か情報は!!


「えっ」


何も情報得ずに終わりかよ

「喧嘩しに行っただけじゃねーか」



うぅ、、、

泣きそうだ



フーッとため息を付いてモロンは言った。


「おまえ、混沌しかないんじゃないのか?」


以前、混沌と秩序の話題で、

リンリンは 混沌 + 秩序 型 だと言う話が出たのだ。


ちなみに、モロンは典型的な秩序型人間である。

(これでも・・・)



モロンさん、、お願い。

怒らないで。


すごく恐くて、、ほんとに怖いん・・・だけど。


たまらずリンリンは言う。



ああ?


俺のひつじの分際で偉そうな口利くんじゃねーよ!


殴るような動作をするモロン


「(こ、こわいよおおぉおお)」



やはり、この人には勝てない。


喧嘩したら○んでしまう。

後ろにのけぞり、目がくらみそうになるのを必死でこらえるリンリン



さて。


腕を組むモロン


「どうしたもんか」


う~ん、、


今度はあごに手を当てて、ひたすら考え出す。



アマツには「異空間」なるものが存在していて、

たまにそこに迷い込む現象を「神隠し」と呼ぶ。



何故異空間なるものが存在するのかと言えば、

それだけアマツという国が、高い霊力、或いは神秘性、

或いは近い言葉で言えば精神性、を持っているからである。



女雛のところは?

あそこは裂け目が出来やすそう

リンリンは提案してみる。

(ちなみに、リンリンモロンにタメ口を利ける(許可される)ようになったのも最近であった...)


モロンは気?を集中しているようだ。


それをじぃっと見守るリンリン



「......駄目だ。見つからない」


モロンが両腕を力なく下げた。



しばらくたたずんでいたふたりだったが、、


「今は閉じているのかも」

夜になったら開いたりして、、

リンリンは言った。


夜か。

ふむ、という感じでモロンは考えた。


分かった。


「夜になるまで待とう」



それまでどうしてよう、、

リンリンはぼーっと考えた。



リヒタルゼンに行くぞ!

すかさずモロンが言う。


「元凶?はあそこだからな」




そうだった


ハッとなるリンリン


思い出したのだ。

「(この人は頼りになる。行動力とか威圧とか迫力が違うもん!

…やっぱモロンさんて凄いや!)」


グッ! とガッツポーズをして、

タタタタッと モロンを追い掛けて行った。

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