Ragnarok Online derivative works
目次 >> マックとミリー・大目次 >> マックとミリー・小目次・1マックとミリーMack & Milly
- 第12話:ゲフェンの夕陽
ここはゲフェン(魔法の都市)のおもちゃ屋にあるひと休みコーナー(あるのか?)
あなたの臨書(RO(ラグナロクオンライン)の世界のブログ)が好きなんです、と嘘をついてwis(1:1対話)で呼び出し、
苦手な女王様(ティルル)と話すマクシミリアン。
・・・
マクシミリアンとミルドレッド。
マックとミリー。
ふたりはとあるパーティで知り合い、仲良くなった魔術師系職同士である。
テキトウに仲良くしていたが、
ミルドレッドが仲良くしたいと頑張っている(何故そこまで)「ティルル」と距離が縮まらない、、とずっと落ち込んでいるので、
過保護なマクシミリアンが少し足を踏み入れたのだ。(普段はこういうの全~部ガン無視派)
(戻る)
ティルル「まぁ好みね。超好みよ!
でもだから~?って感じ」
つまらなそうにアイスクリームを食べている。
「(乗らないか・・・)」
ガックリ来る。
面倒臭くなり、
「(この人なら気分屋だからそのうち何とかなるだろ)」と思った。
それまで、、
ミリーを凹ませるようなことは言わないで欲しい
・・・ってのは無理か?
「そういや」
「アルキスさんてのは好みなのか?」
(アルキス=ティルル家の執事だった人物らしい)
ん
アイスを口から離し、「全然・・・」と即答する彼女。
「でも大好きなんだよな?」
別にぃ~
たるそうに言う。
「すぐ調子に乗るからそういうトコ嫌いなのよね~」
フ~とため息を付いている。
・・・
柴犬、言ってて
これか。
「(気の毒)」
アルキスさんもこういうの慣れてるんだろうな
ティルル「ま~親代わりだったし。
恩もたっぷりあるけどね。
そりゃ好きよ」
しかしつまらなそうに言う彼女。
「好きって どんな感じの」
「詰め合わせよ~」
アイスのコーンの部分をかじりだす彼女。
「詰め合わせ、って初めて聞くな」
何となく楽しくなってきたマクシミリアン。
「一般的にも~動物的にも~家族的にも~友情的にも~」
アルキスさんは尻が軽いからいろ~んな人に尻尾振ってるけどね
マクシミリアン「そうなのか」
ティルル「そうよ!私が詰め合わせのLIKEを携えてるのに、
あの人ったらす~ぐ浮気ばっかして!もう柴犬以下にしてやるわ」
そんなに酷い人なのか
「(類は友を呼ぶってやつだな)」
(↑何も知らない人)
浮気もするし、アニメキャラを好き好き言うし
言いたい放題よ!(おまえだ~)
くるっとマクシミリアンを振り返って言う。
「あーたは何なの?
あのミルドレッドっていうアスナ顔の子が好きな訳?」
じと~っとした顔で見るティルル。
「保護者かな。保母さんとか保父さんと言うべきか」
「パパなの?」
マクシミリアン「やってることは実質ママの方だな」
ふぅ~ん
アスナがモテるとかやなんだけど!
腕を組んでフンッとしてる。
夕陽が差し込む。
亜麻色の髪。
夕陽の光がそのまま髪の毛に降り注ぎ
キラキラ反射している。
「きれいだよ」
え?
マクシミリアン自体驚いた。
?
ティルルが振り向いた。
マクシミリアン「違う。今のは」
ティルル「・・・?」
夕陽がきれいだなって
ティルル「ふうん」
ティルルは興味無さそうだ。
しばしの沈黙。
一応
似てるんだから 好きになった方がいい
・・・
俺はあの顔好きだよ
趣味わっるーっっ!!
再度両腕を組んでツンッ!と横を向く。
「君の顔だ」
くるっ
「アスナの顔でしょ」
「二度も同じこと言うのは好きじゃない」
「ミルドレッドの顔でしょ!」
「・・・う」
きょとんとするティルル
ふふっ
「チェック・メイト!」
思いっ切し ビシッ!と指をさした。
唇を結んで、それを受け止めるマクシミリアンだった。