RO二次創作

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Ragnarok Online derivative works

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マックとミリーMack & Milly

もそもそもそ。
梅おにぎりを食べる。


ここはゲフェン(魔法の都市)から少し遠いところにある場所。

ゲフェン展望台というものがある。


少し前。

何処かのどかな場所で涼もうと思ったヨウ。

彼はマグヌスエクソシズムという退魔魔法を使う聖職者であった。

外見はくるくるメガネを付けたあやしいお医者さん風である。


さて、その森の奥で。


魔術師の女性が目を回して倒れているのを発見した。

朝霧、というものを取っている最中に連日の疲れで倒れてしまったのだと言う。


女性の名前はソフィアと言った。


朝霧、とは薬品を作ったり料理に使うもので、ゲフェンのある地域のしかも明け方から早朝にしか取れない結構貴重なものである。


冒頭に戻る。


ヨウ「後で倉庫から出しますよ。いくつあったかな」

ソフィア「あー、大丈夫です。かなり取ったし」

しかし

ヨウ「ペットのためにここまでするとは」

ソフィア「あの子朝霧しか食べなくて」


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カチャッ

ソフィア「アールさんっ」

キョロキョロして何かを探すソフィア。


余程可愛いんですな
ヨウ「さん付け、とは」

ソフィア「そうですねぇ。ずっとアールさん(※名前)です」


テテテッ

「アールさん」を探すソフィア。


・・・

呆気に取られる。

天井が20Mはある。


少し歩いた。

ヨウ「(やはり女性の一人暮らしはキレイなものですな)」


とぼとぼ、ソフィアがやってくる。

「アールさんいない」

ヨウ「おや残念」


「ところで、アールさんとはデザートウルフとかですかな」

今更なことを聞くヨウ。


ソフィア「トラよ~

でかいから恐虎(きょうこ)、、大きいのを「恐」、恐ろしい、って書くのだけど、
大きいから「恐虎」っていう種族なのね」


言葉も出ないヨウ。


ハッ

ヨウは何かを察した。

壁に体をガンッ!!とぶつけて身構える。


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座っているのに6Mはある。

ソフィア「ほんっとに気まぐれなんだから!!(怒)
何日ほっつき歩いていたのよ」


アールさんと呼ばれるデカトラはム~ッとしながら朝霧をむしゃむしゃ食べていた。


ヨウ「一体何処でお知り合いに・・・(まだショックのまま)」


ソフィア「あれはまだマジシャン(初心者魔術師)の頃だったわ。

ゲフェン周辺に洞窟があって、そこに小さな穴があったの」

何かが閉じ込められている気がして、、スコップで掘ったら、

ソフィア「地下道が出てきてねぇ」


ヨウ「・・・」


降りて行って、、そこでアールさんの石像を発見したの・・・

その頃はまだ小さいネコの石像だったんだけど・・・。

それを、プロンテラの神父様にお願いして呪いを解いてもらったの。


きゅるるるん

アールさん(座っても6M(強調))がソフィアに甘えてきた。

「でも幸いなことに、食べる量とか色々・・・は普通のネコと変わらないの

身長がすごいから家、建て替えるしかなかったけどね」


ヨウ「随分落ち着いたトラさんのようですが、おいくつなのでしょう」

ソフィア「えーっと2歳です。動物のお医者さんに診てもらったのですが。
人間で言うハタチぐらいですね」

ヨウ「おお」


アールさんはさっさと何処かに行ってしまった。


ソフィア「あら、あの子、、私が楽しそうに誰かと話していると何処か行っちゃうのよね」

ヨウ「おお、それは申し訳ない」


ソフィア「自分が一番じゃないと駄目なのよ~プライド高いしね」


ヨウ「しかしあれだけ大きいと。街中大騒ぎにならないのですかな」

すごく不思議なヨウだ。


ソフィア「ネコになれるんです。小さな。変身能力っていうのかな」

だからそれで大丈夫なのだと言う。


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ね~んね~ん

膝の上でネコ姿ですぴ~と寝るアールさん。


寝息を立てている。


ソフィア「ネコは大抵警戒して私を怖がるんだけどね~
この子は怖いものがないのね~」


弱い動物ほど、警戒心やら恐怖心が並みではない。

恐怖心がないと生きていけないから。


さすがに立ったら12M超えのトラに恐怖心も何もあったものではないということだろう・・・。


ソフィアは不思議であった。

何故あの地下道に石像としてアールさんがいたのか。

ご両親のデカトラは?
謎は本当に尽きない。


明日は、ルーンミッドガッツ王国とシュバルツバルド共和国の協定記念のパーティだ。

「(面倒臭いけど、良いアイテムが配られるから参加しないとね)」

アールさんをカゴ式ベッドに入れてベッドにごろ~んと転がった。

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