RO二次創作

RO二次創作
2013年時点でのROの世界観で構成されています
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Ragnarok Online derivative works

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マックとミリーMack & Milly

はぐはぐはぐ
少し大きめの杏仁豆腐を食べるミルドレッド。

「まだあるぞ」

マクシミリアンが声を掛ける。


・・・


無言で食べるミルドレッド。


そういやさ

「ミルドレッド、って「ミリュー」とも呼べるよな」

愛称の話である。


ミリー・・・

声を掛けるが、無言のままの彼女。



彼女はここ数日、臨書(RO(ラグナロクオンライン)の世界のブログ)で酷い目に遭った。

特に誹謗中傷されたとかそういうのではないのだが、省略する。


俺は狩りが生きがい(もっと他は!)
でも

「(ミリーは 臨書が一番好きで・・・)」


ROの世界では、空間に四角を描いて、出来た空間を手で持ち

ソレを頭に当て

様々な事柄をインプットする。


で、その空間に上手く「文字」が反映されていたら成功。

それを、スパイディックに送ると「臨書(ブログ)」として冒険者たちに読まれることになる。


スパイダーのような空間。

網の目?

ROの世界のいわゆる「インターネット」である。

スパイディック。


ミルドレッド「スパゲティみたいですよね~」

ニコニコ笑いながら、全然興味なさそうにしていたミルドレッド。


「(それがあっという間にハマって)」

結構俺、あれ好きだったんだよな

ミリーの。



はぐはぐはぐ


目の前のミルドレッドは髪の毛もぼさぼさ、目の下にクマを作って、

きっと顔も洗っていないのだろう。

脂ぎった顔をしていた。



いきなり何も言っていないのにミルドレッドは喧嘩を売ってきた。


「こういう時、おしゃれしないのは男としてバカにされてるとか

男ってそういうこと言うんですよね!!」


(言ってない。マクシミリアンは言ってない)


「化粧してこないと『男としてバカにされてるみたいだ』とか!!」


着飾った姿を見せる時はデレデレするくせに

ちょっとたるんだ姿とか全然おしゃれしない、だらけた姿を見た途端に


全然気もつかわないで、、


何か言葉を探している。


「あからさまに避けたり、引いたり、冷たくしたり!!」


男って最低!!


「ミリー、落ち着け」

(慣れてる)

マクシミリアンは静かに言った。


どーせ冷たくすんでしょーが!!

ガタッ

ミルドレッドは勢い良く立ち上がった。


「(八つ当たりだな)」

マクシミリアンは冷静に思った。


ガーガーガーガーガー!!


それから1時間くらいだろうか?

(いつものことである)


ず~~っとマクシミリアンがいかに至らないかを延々と言い放つミルドレッド。


(・・・・・・)


冷静に腕を組んで話を聞き、

「で?どう思う?これについて」
とか

「どうしてこの時こうだったの?」

と疑問を投げ掛けてきた時のみ冷静に そして丁寧に返すマクシミリアン。


・・・

その後


御免なさい・・・

としょぼーんとしながら言うミルドレッド。


「(今回は1時間5分。まぁいつも通りだな)」

・・・

「あたし、、マクシミリアンさんの貴重な時間、取っちゃったね」


私のために、、狩りを休んでまで、、色々してくれたのに

じわ~っ

お薬とか・・・食べ物とか・・・

(あんまんとか)


ミルドレッドはショックの余り寝込んでしまったので、「風邪かも」と一応薬も買ったのである。

(でも○○は風邪ひかない)


「色々買ってくれて、、心配して看てくれてたのに

あたしったら」


「(今更・・・。汗)」


マクシミリアンは過保護だ。

ミルドレッドに何かあると母親のように世話を焼く。

(放っておくと何処かで倒れてそうな気がして。ふにゃふにゃしてるから)


いいよ

「俺が勝手にやってることだしな」

慣れた感じで普通に返す。


まぁでも

「俺、ミリーの臨書好きだよ」

顔を上げるミルドレッド。


・・・


書く気になったら書けばいい

(この世界では「インプット」だが・・・)


私でも、、一番のファンだったっぽい人がネタ全部知っちゃったような気がして、、


それが辛い。

「7ヶ月も掛けて繋げて、やっと起・承・転・結でまとまったのに、

結、の最後の部分を見られてしまったみたいな」


「ふむ」


大丈夫。見られてないよ

俺が保証しよう。

「・・・」


もし見られてたら、俺を責めていいから。


うん、、、


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次の日。


『こんにちは!』

ビクッとするマクシミリアン。

ミルドレッドからのwis(1:1対話)である。


勿論、大勢の仲間たちとヘヴィ~な狩り中である。


『私また、いっぱい臨書ったんです!』

元気一杯の声。

『やっぱりな』


いつものことだからな。

マクシミリアンは思った。

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